蔵前神社でミモザと早咲き桜が満開

毎年3月8日の国際女性デーはミモザの日とされていることから、各所で満開になったミモザのニュースがテレビで流れました。わが家の近辺でミモザの咲く場所を探してみたら、台東区の蔵前神社で満開になっているとのこと。早速、車で出かけてきました。

東京都台東区蔵前にある藏前神社。わが家からは車で15分位の近さ。元禄6年(1693年)に将軍綱吉によって創建された。当初の神社名は石清水八幡宮だったが、1951年に改称。関東江戸結界の重要なポイントの一つになっているとも言われている。この時期、境内では早咲きサクラとミモザの花が競演しており、早朝から大勢の人出。また、御朱印を求める人が長い行列をつくっていました。

ミモザ(mimoza;マメ科ネムノキ亜科アカシア属)。和名はギンヨウアカシア(銀葉金合歓)。オーストラリア原産の常緑高木。早春に小さな球状の山吹色の花を沢山つける。花の可愛いらしさやミモザという名の響きから近年庭木として人気がある。ただ、神社の境内にあるのは珍しい。

ミモザの花期は1月~3月で、山吹色の花が総状に集まり、花序を構成する。樹木全体に花がつくので壮観な眺めになる。葉は銀色を帯びており、和名のギンヨウアカシアの由来となる。

ミモザとともに狭い境内に咲き誇る早咲きサクラは蔵前桜と呼ばれていますが、カンヒザクラ系の河津桜と思われます。

古典落語の演目の1つ「元犬」ゆかりの神社で、元犬の像が境内にある。落語では、元犬は満願叶って人間になった真っ白い犬ということになっている。

大相撲との縁も深く、江戸時代の浮世絵師の歌川国安作の錦絵が奉納されている。江戸時代は、神社境内にて大相撲の興行が行われ、雷電などの力士が活躍したとのことで、いわば大相撲の聖地といわれている。
詳しくは
→ 季節のスケッチ(2023年3月)
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