奥日光の大自然を満喫
6/17-18の週末、奥日光湯元温泉の休暇村に宿泊して、奥日光の大自然を周遊してきました。梅雨の合間で晴れ上がった天気にも恵まれ、緑に囲まれた高原道路をゆったりとドライブして、久しぶりにリフレッシュできました。
最初の目的地は奥日光の湯ノ湖です。東京からクルマで東北自動車道を北上、日光宇都宮道路に入り、清滝ICより国道120号で約25km進むと湯ノ湖が現れます。マス釣りの釣人で賑わっていました。今回の宿泊地は湯ノ湖の北岸湖畔に広がる日光湯元温泉です。
湯元温泉、湯ノ湖周辺に緑の大自然に囲まれた散策路が整備されています。緑一面の中にオレンジ色のレンゲツツジ(蓮華躑躅;ツツジ属シャクナゲ亜属レンゲツツジ節)の花が風景のアクセントになっています。レンゲツツジは戦場ヶ原など、奥日光の各所で見かけます。
湖畔の木々です。これは北海道~九州に分布し、山地から亜高山帯にかけて自生するミズナラ(水楢;ブナ科コナラ属)。葉は大きく波打つようなはっきりした鋸歯(輪郭のギザギザ)を有する。木材は柾目の模様が美しく、高級家具、建築材、洋酒樽などに利用されます。ミズナラ以外にもシラカバ、シウリザクラなどが生えています。
珍しいベニサラサドウダン(紅更紗満天星;ツツジ科ドウダンツツジ属)の花も見かけました。ベニサラサドウダンは日本原産で東北地方~中部地方の高地に自生する落葉低木でサラサドウダンの変種です。5月~6月頃、葉腋から伸びる総状花序に深紅色の小さな鐘形の花が多数下向きにつきます。
湯ノ湖から日光方面に少し戻ると、奥日光三名瀑の一つとされる竜頭の滝に着きます。前回の奥日光旅行の時に見逃していたので、今回こそはと訪れました。竜頭の滝は、湯ノ湖に端を発し戦場ヶ原を流れ下ってきた湯川の末流にかかる滝。急斜面の途中で二手に別れ、豪快に流れ下っています。この滝の姿を龍の頭に見立て、竜頭の名が付いたとされる。
さらに日光方面に進むと、中禅寺湖と男体山が見えてきます。中禅寺湖は約2万年前に男体山の噴火でできた堰止湖で、今や観光地として人気を博しています。また、男体山は標高2,486mの火山で、日本百名山のひとつ。日光二荒山神社の境内地にある。
次は華厳の滝です。中禅寺湖からの地表を流れる唯一の流出口の大谷川の最上流の一部。落差97mの滝一気に流れ落ちる姿は壮観です。この写真は華厳の滝展望台からのものですが、エレベータで滝壺まで下りることも出来ます。
この後、長くくねったいろは坂を下って日光東照宮近くの日光植物園(小石川植物園の日光分園)に立ち寄ってきました。広大な園内には、日本の高山ならびに温帯から亜寒帯に生育する種をはじめ多くの植物が生育しています。この日は、珍しい山野草も数多く見かけました。
詳しくは
→ 季節のスケッチ(2023年6月)
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