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2023年12月 9日 (土)

ショクダイオオコンニャク開花に長蛇の列



 12月上旬の晴れ上がった日、久しぶりのショクダイオオコンニャク開花の知らせを受け、小石川植物園に駆けつけました。ショクダイオオコンニャク(サトイモ科コンニャク属、学名:Amorphophallus titanum)が久しぶりに開花しました。小石川植物園では1991年、2010年に続き、13年ぶり3回目の開花となります。本種はインドネシア、スマトラ島の固有種で現在は絶滅危惧種に指定されていて、分岐しないものとしては世界最大の花序を作ることで知られています。


 ショクダイオオコンニャクの開花に伴い、12/8から12/10まで特別公開されました。私も見学しようと12/9の10時過ぎに出かけてみたのですが、ご覧のように見学者の列が長蛇のように続き、約1時間待ちとのこと。さすがに見学をあきらめてしまいました。


 という訳で、この写真は2010年7月のショクダイオオコンニャク開花時のものです。このときは簡単に近づくことができたのですが。当時の邑田園長がメディアの取材を受け、あれこれ説明している場面に遭遇することができました。


 ショクダイオオコンニャクの巨大花を見れなかった代わりに、奥に進んで晩秋の紅葉風景や木々の冬木立を楽しんできました。これは巨木になったメグスリノキ(目薬の木;ムクロジ科カエデ属)の紅葉です。真っ赤に燃えるような見事な風景はこの時期のお気に入りです。


 メグスリノキは日本固有種で東北地方中部以南に自生する落葉高木。面白い名前をしていますが、戦国時代の昔から樹皮を煎じて眼病に効く目薬として使用していたとのこと。眼病のみならず、二日酔い、肝機能の向上、動脈硬化予防等にも効果があるとされています。


 巨木が林立する巨木並木の風景。スズカケノキユリノキケヤキなどの巨木が数多く立ち並んでいます。この時期、枯葉のじゅうたんの上を木々の冬木立を見上げながら散策する贅沢なひとときに喜びを感じます。


 この区画の一角の生えるモミジバスズカケノキ(スズカケノキ科スズカケノキ属)。スズカケノキアメリカスズカケノキとの交配種でプラタナスとも呼ばれる。秋~晩秋には褐色に紅葉し、多くの鈴のような集合果が木枝から垂れるのが見えます。


 中国・台湾原産の落葉高木ナンキンハゼ(南京櫨;トウダイグサ科ナンキンハゼ属)。晩秋に美しく紅葉し、庭木、街路樹、公園樹に用いられる。木の実は種皮が蝋状の物質で覆われ、ハゼノキと同じようにロウを採取します。


 ハゼノキ(櫨の木;ウルシ科ウルシ属)。関東以西の本州、四国、九州・沖縄、小笠原諸島に自生する落葉小高木。江戸時代の頃より、木枝から垂れ下がる房状の黒い実から木蝋を採るようになった。後方はイチョウの黄葉です


 ヨーロッパ原産の落葉高木イタリアヤマナラシ(ヤナギ科ヤマナラシ属)の黄葉。わが国では北海道~九州に分布する。セイヨウハコヤナギ(西洋箱柳)やポプラとも呼ばれる。美しい箒状の樹形が特徴的で、街路樹、庭園木、防風林などに多く用いられる。


 ラクウショウ(落羽松、沼杉;ヒノキ科スギ亜科ヌマスギ属)。北米原産の落葉針葉樹。湿地に生育し、木元が少し水につかった状態で自生することが多く、ヌマスギ(沼杉)とも呼ばれる。晩秋には褐色に紅葉し、熟した球形の実が紅葉の樹木に多数つく。


 詳しくは
  → 季節のスケッチ(2023年12月)

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