スポーツ

2018年3月 4日 (日)

陽春の候、梅の花や野草の春の花など百花斉放の感


 先月の平昌五輪では日本チームが大健闘し、日本のメダルは冬季で過去最多だった1998年長野五輪の10個(金5、銀1、銅4)を上回る13個(金4、銀5、銅4)を獲得しました。正直言ってあまり期待していなかったのですが、大会が進むにつれ選手たちの活躍ぶりについテレビ観戦に熱が入るようになってきました。やはり白熱した競技を伝える生中継はいいですね。いろんな選手たちの人間ドラマも知ることができ、素晴らしい大会だったと思います。多くの感動をありがとうございました。


 さて、3月に入ってすぐの週末は気温がぐんぐん上昇し、20℃を超えまるで初夏のような陽気になりました。新年から3月にかけて次々に梅の花が咲き出してきた小石川植物園の梅林は、この日はいい香りを放ちながら数多くの梅の花が咲き競っていました。


 また、梅の花以外でも、カンヒザクラ、サンシュユなどの花木も咲き出し、アマナ、ユキワリイチゲ、フクジュソウなどの春の妖精(スプリング・エフェメラル)などの野の花も園内のあぜ道や草むらなど随所で見かけました。まさに百花斉放が間近といった感じでした。


 小石川植物園の梅林には多くの品種の梅の木が生えていて、新年から3月にかけて次々に紅梅、白梅が咲き出してきます。


 特に2月中旬から3月上旬頃は梅林中にいい香りを放ちながら数多くの梅の花が咲き競うようになり、春暖のこの日は花見を楽しむ人たちで賑わっていました。


 また、梅林の中央部には黄金色のサンシュユの花も咲き出し、赤、白、黄の見事な色の三重奏を堪能することが出来ました。


 この日勢いよく咲いていた梅の花を以下に紹介します。この桃色の梅の品種名は開運(かいうん)です。


 白梅の冬至(とうじ)。


 香りが強い鹿児島紅(かごしまこう)。


 普通の梅花とは異なる珍しい形状の酈懸(てっけん)。黄色のおしべや萼が目立ちますが、少しだけ白い花びらも付いています。


 園内では冬木立のままの木々も多いのですが、よく見ると白黒の世界に少しずつカラフルになってきました。そして、園内ではさまざまな春の花木が賑やかになってきました。これは、沖縄に自生するカンヒザクラカンヒザクラ(寒緋桜)。満開が過ぎたものの、それでも数多くの原色の花々が青空に広がっていました。


 サンシュユ(山茱萸;ミズキ科ミズキ属)。小さな黄金色の花が点々と木枝の至るところから吹き出してきました。


 黄緑色のトサミズキ(土佐水木;マンサク科トサミズキ属)の花。高知県原産で、蛇紋岩地帯や石灰岩地帯などに生育します。


 園内の散策路やあぜ道などで、いろんな野の花も見かけるようになってきました。これは春の妖精(スプリング・エフェメラル)のアマナ(甘菜;ユリ科アマナ属)の小さくて可憐な花で、メタセコイア林の近くで群生していました。2年前に数輪だけ咲いているのを見つけて以来の出会いです。植物の生命力の強さには驚かされます。


 やはり春の妖精の仲間のユキワリイチゲ(雪割一華;キンポウゲ科イチリンソウ属)。先月から可憐な白い花が咲き始めましたが、かなり花の数が増えてきました。メタセコイア林の近くに群生地があります。近縁種のアズマイチゲは北方系ですが、ユキワリイチゲは本州西部から九州に分布します。


 オオキバナカタバミ(大黄花片喰;カタバミ科カタバミ属)の黄色の花が咲いていました。葉の紫の斑点が特徴になります。


 オオイヌノフグリ(オオバコ科クワガタソウ属)の星くずのように可憐な青い小さな花です。先月はまだポツポツとしか咲いていませんでしたが、この日は草むら一面に咲き広がっていました。


 春の七草の一つハコベ(繁縷;ナデシコ科ハコベ属)の小さな花を見つけました。島崎藤村の千曲川旅情の詩に「小諸なる古城のほとり 雲白く遊子悲しむ 緑なすはこべは萌えず ……」 とハコベが登場します。小さいので、よく見ないと見逃してしまいます。


 タチツボスミレ(立坪菫;スミレ科スミレ属)の可憐な花です。今までコスミレだとばかり思っていたのですが、調べてみると違っていたようです。園内のスミレの仲間をもう少し探してみようかと思います。

 このほかにも、いろんな花々が咲いていました。
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      梅林の風景  春の花木など


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2012年8月 1日 (水)

連日の猛暑と熱戦のロンドン五輪でアツイアツイ8月に入りました


 いよいよ8月に入りました。立秋が近いとは言え、まだまだ真夏の天候が続いています。特に今年の8月は、高温注意報が続く猛暑と熱戦が続くロンドン五輪が相まってアツイアツイ日々になりそうです。一方、植物の世界では、夏の花々が咲き、夏木立の緑が一層濃く深くなります。


連日の猛暑

        (日本気象協会 tenki.jp より)

 東京地方(関東甲信越)の梅雨明けは7月17日でしたが、その後各地で連日の猛暑が続いています。全国でここ1週間、熱中症で病院に運び込まれた人は約8600人、亡くなった方は約70人とのこと。上図は気象庁アメダスの気温分布図(7月31日午後3時)ですが、各地が30度以上で一面真っ赤です。まさにすさまじい酷暑列島という感じです。

 現在、台風10号が九州に接近中です。もちろん台風被害には警戒する必要がありますが、これで暑さを吹き飛ばしてくれるといいのですが。


熱戦のロンドン五輪

          (NHKテレビ放送から撮影)

 一方、7月25日からロンドン五輪が始まり、連日熱戦が続いています。ロンドンと東京の時差は8時間ですので、サッカーとか柔道の試合の観戦はクーラーをつけながらの夜間になります。実況放送ですので、最後まで結果を見ようとしてどうしても夜更かしをしてしまいます。寝不足と翌日の猛暑で体が参ってしまいます。

 五輪競技の方は日本選手が健闘しています。獲得メダル数は大会5日目までで13個(金1、銀4、銅8)と、中国、アメリカに次いで3位です。五輪が始まるまではあまり関心がなかったのですが、いざ開幕するとたちまちテレビ画面に釘付けになり、熱い活躍の日本選手を応援してしまいます。閉幕する8月15日まで寝不足が続きそうですので体調管理に気をつける必要があります。


季節のスケッチ:8月セレクション
 

 上図は小石川植物園の8月の風景です。植物の世界では、夏の花々が咲き、夏木立の緑が一層濃く深くなります。8月の夏の花木では、何といってもサルスベリが代表格です。強い日差しの中で深紅の花が青空に鮮やかに映えます。百日紅とも呼ばれるように花期が長いので、存分に夏の花を楽しむことができます。

 ところで、この時期の植物園の散策ですが、早朝の時間帯に限ります。かつてお昼近くの散策になってしまったことがありましたが、地面からの熱気で気分が悪くなり、薬草園のところまで行って途中断念を余儀なくされてしました。今考えてみれば、軽い熱中症だったのかも知れません。

 暑さはしばらく続きますが、早い時間帯で何回か植物園を訪れるつもりです。

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2011年7月18日 (月)

「なでしこジャパン」 サッカー女子W杯優勝、逞しく野に咲く華奢なナデシコの花々


 今朝、目を覚まして何気なくテレビを付けたところ、サッカー女子W杯決勝戦で米国チームとPK戦を戦っているところでした。そして間もなくPK戦を制して、なでしこジャパンが優勝してしまいました。まるで夢を見ているかのようでした。

 正直言って、決勝リーグのドイツ戦辺りではもう駄目かと思っていましたが、ドイツを破り、あれよあれよという間にスェーデン、アメリカを連破してしまいました。よく考えてみれば、今まで一度も勝ったことのない相手といっても、メンバーは入れ替わっているので、勝つチャンスはあったわけです。諦めずに最後まで頑張るという、平凡だが一番大事なことを実践してくれました。若い大和撫子たちが、大震災後の停滞した日本に、再び立ち上がる勇気と希望を与えてくれたような気がします。

なでしこジャパン、優勝おめでとう、そして有り難う

 さて、なでしこジャパンの大和撫子たちと同様に、ナデシコ(撫子)の花たちも逞しく野に咲いています。小石川植物園にも、いろんなナデシコ科の花々が咲いていて、それぞれ小柄で華奢な感じですが、いつも精一杯力強く生きています。


 繊細なカワラナデシコ(河原撫子;ナデシコ科ナデシコ属)の花で、まさに大和撫子の風情です。単にナデシコとも呼ばれます。7月頃から秋にかけて花が咲き、秋の七草の一つにも挙げられています。(19.7小石川植物園)


 ナデシコ科センノウ属の多年草センノウ(仙翁)のあざやかな朱色の花です。京都府嵯峨の仙翁寺に伝わったのでこの和名がついたといわれています。(21.7小石川植物園)


 南欧原産のナデシコ科センノウ属の多年草スイセンノウです。フランネルという柔らかな布に手触りが似ていることからフランネルソウの別名があります。(23.6堀切菖蒲園)


 ナデシコ科センノウ属の多年草ムシトリビランジ(別名リクニスビスカリア)のピンク色の花です。ムシトリナデシコと同じように花の付け根に粘液をだします。 (21.5小石川植物園)


 ナデシコ科マンテマ属の多年草ムシトリナデシコ(虫取り撫子)。可憐な小さいピンクの花を咲かせています。葉のすぐ下の茎から粘液を出していて、そこで小さな虫が上がってくるのを防いでいることから名が由来。(16.5小石川植物園)


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