旅行・地域

2018年4月27日 (金)

4月下旬の青森小旅行(弘前公園、岩木山麓、奥入瀬渓流) 


 このたび(4/25~4/27)仲間が企画した青森小旅行に参加させてもらい、弘前公園、岩木山麓、奥入瀬渓流などを回ってきました。

(桜満開の弘前公園)

 わが国有数の桜の名所といわれる弘前公園は、幸運なことにちょうど桜が満開になっていました。この日(4/26)は見頃とあって平日でしたが、大勢の人出で賑わっていました。


 公園の中心部に立つ弘前城は江戸時代に建造された天守や櫓などが現存し、国の重要文化財に指定されています。天守付近の本丸石垣の膨らみや天守の傾きがあることから修理が必要ということで、現在仮天守台に移動されています。城から満開の桜に飾られた岩木山を望むことができます。


 公園にはソメイヨシノやシダレザクラなど約2,600本の桜の木が立ち並んでいます。風格ある見事な桜の古木を数多く見かけました。


 弘前公園の桜は城の周りの堀沿いにもすき間なく配置されていて、この時期はまるで桜の花が城を包み込んでいるようになります。弘前市公園緑地課に桜を守り育てるための桜守(さくらもり)のチームが作られていて、この人たちの長年にわたる活動のお蔭でどの桜の木も元気に立派な花を咲かせ続けているとのことです。

(岩木山麓にミズバショウが群生)

 弘前の桜を見た後は、近くにそびえ立つ岩木山の山麓にあるホテルに宿泊しました。ホテル周辺の常盤野農村公園(ミズバショウ沼公園)まで足を伸ばしてみたところ、群生するミズバショウはちょうど見頃になっていて、春空に似合う無数の白い花がが出迎えてくれました。木々のすき間から岩木山が見えます。


 弘前地方ではどこにいても岩木山がよく見えます。この地方の人々にとって原風景の中心に位置する存在かと思われます。上の写真は市内から百沢温泉に向かう途中の桜並木からの眺望です。


 湿地帯になっているミズバショウ沼公園は、雪渓が残る落葉樹林の中を雪解け水が流れ、水生のミズバショウの生育に格好の場所になっています。


 ミズバショウの白い花のように見える部分は、実は花ではなく仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ぶ葉が変形した苞です。そして真ん中の緑の部分に粒々のような小さな花が結集しています。

(早春のたたずまいの奥入瀬渓流)

 弘前、岩木山を後にして南下し、十和田湖、奥入瀬渓流を回ってきました。今回の訪問は、2004年11月(紅葉時)2012年10月(紅葉前) に次いで3回目になります。奥入瀬渓流は、青森・秋田の両県にまたがるカルデラ湖の十和田湖から唯一流れ出る奥入瀬川の上流部分に当たり、北東に約14kmにわたり渓流が延びています。


 今回はは新緑の奥入瀬を見たかったのですが、新緑は5月中旬過ぎとのことです。しかしながら、どの時期に来ても奥入瀬渓流の迫力に圧倒され、大自然の醍醐味を感じ取ることが出来ます。




 渓流沿いの落葉樹はこの時期まだ冬木立の状態のものが多く、陽光が十分に差し込むことから春の妖精といわれる山野草の花々が姿を現わします。この日は、キクザキイチリンソウ(菊咲一輪草;キンポウゲ科イチリンソウ属、キクザキイチゲともいう)、カタクリ(片栗;ユリ科カタクリ属)、オトメエンゴサク(乙女延胡索;ケシ科キケマン属)などを渓流沿いの遊歩道で見かけました。奥入瀬はまさに早春のたたずまいでした。


 楽しかった青森小旅行もいよいよ終了です。奥入瀬渓流から青森空港へ帰路につきましたが、八甲田山を越える必要があります。八甲田山の山中には相当の雪渓が残っていて、ここは春まだ遠しの感がありました。


 これ以外にも、小旅行の多くの写真をアップしています。
  …> 季節のスケッチ(2018年4月 青森)

| | コメント (0)

2018年4月 8日 (日)

栃木の大柿花山はキバナカタクリ、イカリソウなど山野草の花園



 4月上旬の週末(4/8)、栃木の大柿花山を訪ねてきました。大柿花山は、日光連山の裾野に広がる大柿の里山にある古城・袋ヶ岡城跡の山地を老園主が長年かけて花山として大改造した植物園で、四季折々の花々やトレッキングを楽しむことができるようになっています。


 この日は、キバナカタクリ、イカリソウなどの山野草やモモ、ツツジ、モクレンなどの木々の花々が山いっぱいに咲き広がっていました。



 この日は初めてのキバナカタクリを求めて大柿花山に足を運びました。大柿花山へのアクセスは、東京から東北自動車道を使い栃木インターで降りて約10~15分の道のりです。近くにはカタクリ自生地の三毳山やセツブンソウ自生地の星野の里があります。


 花山のトレッキングコースを進んでいくと、遊歩道の周りは桃色や白色のモモの花、黄金色に輝くチョウセンレンギョウなど満開になった季節の花木が目を楽しませてくれます。



 ツツジ(上)やシャクナゲ(下)も所々にあざやかな花を咲かせています。



 これ以外にも優美な紅白の花を咲かせたボケ(上)、紫モクレンとハクモクレン(下)などのいろんな花木を見かけました。


 さて、園入口から入ったすぐのスペースに色々な山野草が咲いていました。真っ先に目に入ったのが、お目当てのキバナカタクリ(ユリ科カタクリ属 )で、黄色の可憐な花が所々に咲き始めていました。


 北米に分布するキバナカタクリは、春の妖精の代表格で赤紫色の花のカタクリと同属です。花の形はカタクリとよく似ていますが、茎が長めで背丈が30~40㎝になります。キバナカタクリも開花後1ヶ月程度で葉が枯れてきて長い休眠期に入るといったサイクルを有するということですので、春の妖精の仲間になると思われます。


 イカリソウの仲間も多く開花していました。これは各地の林地に野生する多年草のイカリソウ(碇草、錨草;メギ科イカリソウ属)。4枚の花弁が中に蜜をためる距を突出しています。滋養・強壮に効果がある薬草です。


 小さな白い花のバイカイカリソウ(梅花碇草;メギ科イカリソウ属)。日本固有種で、本州、四国、九州の山地の林内、林縁に生育します。イカリソウ属の特徴である碇状の距がありません。


 イカリソウ(サルフレウム Sulphureum)の淡黄色の花も房状になって盛んに咲いていました。洋種のサルフレウムは普通のイカリソウと比べると、碇状の距を持っていますが、花の形状が少し違います。市場ではサルフレアの名で流通しています。


 キバナカタクリやイカリソウ以外にもいろんな珍しい山野草を見かけました。この白い花はハルオコシ(キンポウゲ科イチリンソウ属)。半八重咲きの白い花びらの周りに、緑色のがく片と総苞葉がついています。欧州原産のヤブイチゲの八重咲の品種。夏になると葉が枯れて休眠しそのまま越冬するので、ハルオコシも春の妖精の仲間になります。


 薄い青紫色の花のシラネアオイ(白根葵;キンポウゲ科シラネアオイ属)。深山に生育する山野草で普段あまり見かけません。日光白根山に多く生えています。

 上記以外にも、大柿花山の多くの写真をアップしています。
  …> 季節のスケッチ(2018年4月 大柿花山)


| | コメント (0)

2018年3月10日 (土)

奥秩父の自生地に咲き広がる無数のセツブンソウ



 3月上旬、奥秩父に自生するセツブンソウが満開だということで、関越道と皆野寄居有料道路を乗り継ぎ、小鹿野町両神地域の節分草園を訪れてきました。両神小森の一角に張り巡らされた園内では、満開になった無数のセツブンソウが一面に咲き広がっていて圧巻の眺めでした。


 奥秩父山地に位置する小鹿野町両神地域の両神小森に2月から3月にかけて可憐な小さく白い花を咲かせるセツブンソウの自生地が広がっています。広葉落葉樹に囲まれたこの自生地は、節分草園として小鹿野町が管理運営に当たっています。石灰岩地を好むセツブンソウの主な自生地として、わが国では埼玉県小鹿野町両神小森、栃木県栃木市星野の里、広島県庄原市総領地域などが挙げられます。近年、セツブンソウは乱獲や自生地の環境破壊によって希少植物になっています。


 奥秩父の両神小森に咲き広がるセツブンソウ(節分草;キンポウゲ科セツブンソウ属)はちょうど満開の時期でした。落葉樹林の隙間から差し込んでくる春の陽光を受け、地上の枯葉やコケの間から可憐な小さな白い花が一斉に吹き出しているかのようで見事な眺めでした。圧巻の光景です。


 セツブンソウは春の妖精(スプリング・エフェメラル)の仲間とされています。春の妖精(スプリング・エフェメラル)と呼ばれる山野草は、春先に花を咲かせた後、夏までの間に光合成を行って地下の栄養貯蔵器官や種子に栄養分を蓄えます。そして、その後は春まで地中の地下茎や球根の姿で過ごすというライフサイクルを持ちます。


 セツブンソウもカタクリ、アマナ、ユキワリイチゲなどの他のスプリング・エフェメラルの仲間と同じように、落葉した広葉樹林に春の陽光が差し込んでくるのをじっと林床の下で待ち、そしてこのように地上に出た後、精一杯に命を輝かせながらつかの間の春を謳歌します。


 園の入口に臨時の小さなの出店があって、地元産品を販売していました。無数のセツブンソウに感動した後、黄金色のフクジュソウの鉢ポットや美味しそうなジャムなどを買い求め、そして帰途につきました。この日はいいドライブになりました。

 このほかにもいろんな写真をアップしています。
  …> 季節のスケッチ(2018年3月 奥秩父)


| | コメント (0)

2018年1月 7日 (日)

安中に迎春のロウバイの花が勢いよく咲き広がる



 群馬県安中市のろうばいの郷を訪ねてきました。新春の青空の下、迎春花のロウバイの花が勢いよく咲き広がっていました。まさに新春の到来を喜ぶがごとく、無数の黄金色の花が青空を舞う風景は圧巻でした。



 群馬県安中市のろうばいの郷は県内最大規模を誇るロウバイ園で、3.2haの敷地に12,000本のロウバイが植えられています。このろうばいの郷は、約20年前に地元の農家が遊休農地に植えたのが始まりだそうです。園内には甘い香りを感じながら散策できるように遊歩道がきれいに張りめぐらされています。



 ろうばいの郷では、無数の鮮やかな黄金色のロウバイ(蝋梅)の花が勢いよく咲き出していてほぼ満開の状態でした。青空の中に黄金色の迎春花が点描されているかのようで、見事な景観でした。ロウバイの花に顔を近づけると、梅の香に似た甘いいい香りがします。黄金色の小さな花はその名の通り、まるで透き通ったロウ細工のようです。


 ろうばいの郷から遠方に見える妙義山はゴツゴツとした奇岩怪石が林立し何とも言えない山容で、九州の耶馬渓、四国の寒霞渓と並んで、日本三奇勝に数えられています。妙義山の中腹に立派な妙義神社があるというので、参拝しようと登り口にある道の駅まで車を走らせました。しかし、手すりもない急な何段もの石段を上り下りしなければならないことが分かり、参拝を断念しました。その代わり、道の駅で買い物などをしてきました。

   …> 季節のスケッチ(30年1月安中・妙義)


| | コメント (0)

2017年10月21日 (土)

美しい安曇野の秋風景(わさび田、安曇野ちひろ公園など)


 総選挙(10/22)を目前に控えた10月中旬の週末、信州の安曇野へ出かけてきました。近づく超大型台風21号に影響された前線活動の活発化により厚い雲に覆われたあいにくの天気でしたが、何とか大雨は避けることができました。そして、大王わさび農場や安曇野ちひろ公園などを訪れ、素晴らしい安曇野の秋風景を堪能してきました。


 今から百年前の1917年に開場した大王わさび農場は安曇野の地に広がるあるわさび農場です。北アルプスからの安曇野わさび田湧水群を利用した日本最大規模のわさび園で、年間約120万人もの観光客が訪れる安曇野随一の観光スポットです。実際に訪れてみると、環境庁名水百選にも選ばれている北アルプス湧水群の中に見事に整備されたわさび田がどこまでも広がっていて、一面マイナスイオンがたっぷりの清々しい風景でした。


 わさび田に引かれる水はすべて北アルプスの伏流水です。年間を通してほぼ一定の13℃の湧水がわさび田を育み、そのあとは犀川、千曲川、信濃川となって日本海に流れ込みます。


 農場の守り神の魏石鬼八面大王です。大王わさび農場の「大王」は、その昔この地を圧迫する大和朝廷の坂上田村麻呂に立ち向かって戦った勇士の魏石鬼(ぎしき)八面大王から由来します。大王の胴体がこの地に埋葬されているとされ、敷地内に大王神社の社が建っています。


 この日は、北アルプスを望む標高約1,000メートルに位置する山岳リゾートホテルのアンビエント安曇野に宿泊しました。


 標高が高いため、窓を開けると目の前に立ち並ぶ山々の姿が飛び込んできます。雲が流れる雲海の風景は絶景でした。


 眼下には徐々に進行する紅葉の風景が見えます。まもなく錦秋の候を迎えます。


 翌日はホテルから少し北の方角に進み、安曇野ちひろ美術館の周囲に広がる53,500㎡の公園(松川川村営)を訪れてきました。美術館には、いわさきちひろの作品のみならず世界の絵本画家の作品も展示されています。


 この公園は北アルプスの山々を望みながら、いわさきちひろが愛した光や風、豊かな自然を感じることができる日本の原風景のようなところです。


 美術館の周りを見渡すとまるで童話に出てくるメルヘンの世界のようです。


 安曇野へは東京から中央自動車道を利用したドライブでした。途中の諏訪湖PAからは広大な諏訪湖が眺望できます。諏訪湖の向岸は岡谷市や下諏訪町になります。


 この他にも、いろんな風景写真をアップしました。
   …> 季節のスケッチ(29年10月安曇野)


| | コメント (0)

2017年5月 8日 (月)

初夏の山形の風景、実家のサクラの木に初花


 大型連休の後半を利用して郷里の山形に行ってきました。日にちを少しずらしたので、行きも帰りも渋滞なしに快適なドライブでした。そして山形では木々の新緑や季節の花々など初夏の風景を十分に楽しんできました。


 東根小の校庭にそびえ立ち若葉が生い茂った日本一の大ケヤキ。樹齢およそ1500年の巨木ですが、いつまでも元気に東根の子どもたちを見守っています。この時期、堂々と横綱を締めています。


 東根のわが実家の庭の風景です。今年は10年位前に植えたサクラの木に初めて花が咲いているのを見つけました。サクラの種類はまだよくわかりませんが、うれしい発見でした。


 狭い庭ですが、いろんな花が咲いていました。赤いハナミズキ(花水木;ミズキ科ミズキ属)の花。かつて米国赴任時の住居に赤い花のハナミズキ(現地ではドッグウッド)が生えていたので、この庭にも植えたものです。この花を見るたびに当時のことが思い出されます。


 植えた記憶がないのですが、いつの間にか庭の片隅にクサボケ(草木瓜;バラ科ボケ属)が広がっていて、濃い橙色の花を付けていました。


 ナナカマド(七竈;バラ科ナナカマド属)の高木に目立たない白い花が咲いていました。晩秋には赤い実を付けます。


 芭蕉が「閑さや 岩にしみ入る 蝉の声」の名句を詠んだ山寺の遠景です。芭蕉記念館が建つ高台から、正面の新緑に覆われた山腹に配置された山寺(宝珠山立石寺)の大小30余りの堂塔が一望できます。秋の紅葉時の風景も素晴らしいのですが、この時期の新緑の眺めもいいものです。



 山寺から山を下りたところに山形県総合運動公園があります。県民のスポーツ活動やレクリエーション活動の場として東根市に隣接する天童市内に整備されています。この公園内のイチョウやユリノキなどの並木径は新緑に覆われていました。


 紅白のハナミズキも新緑に調和して美しく咲いていました。


 公園の池の周りも緑の世界です。シダレヤナギ(枝垂柳)の新緑がきれいです。



 沢山の白い綿のような花を付けた珍しい樹木を見つけました。事典であれこれ調べてみると、落葉広葉樹のアオダモ(モクセイ科トネリコ属、別名:コバノトネリコ、アオタゴ)のようです。


 周りをドライブしていると、この時季いろんな果樹の花を見つけることが出来ます。真赤なリンゴは山形の秋に収穫される代表的な果実です。サクラが終わったこの時期に数多くの白い花を付けます。


 リンゴだけではなく、6月中下旬に出荷される山形のサクランボも有名です。特にこの地に多く産出される佐藤錦はサクランボの王様です。この時期に白い花を付けます。


 最後に東根から西の方向の眺望です。葉山にまだ雪渓が残っています。この日は中国からの黄砂が飛来し、モヤがかかっているように見えました。手前はリンゴ畑になります。

 初夏の山形のすべての風景写真は次のサイトへ。
   …> 季節のスケッチ(29年5月 山形)


| | コメント (0)

2017年4月22日 (土)

南房総の春の海辺の風景


 久しぶりの房総半島、2日間の行程の南房総ドライブでした。天気は曇り空でしたが、雨も降らず暑くもなくいい小旅行になりました。今回は、桜も終わったので春の海を見ようということで、足の向くまま南房総の灯台や館山城跡などの海辺を巡ってきました。


 まず、館山市の城山公園に向かいました。この公園の高台に館山城が建っています。館山城は、かつて戦国時代の武将である房総里見氏が築城し居城としていましたが、後の改易に伴い廃城となり、破却されています。現在建つ天守は近年再建された模擬天守だそうです。




 館山城跡の高台へは急な坂道を登っていくことになります。この道沿いが季節の花々で美しく彩られていました。写真上から、ソメイヨシノやツツジ、鬱金桜(うこんざくら)、文目(あやめ)。


 城山公園の高台からは館山市街が一望できます。



 城山公園の近くに洲埼灯台(すのさきとうだい)が立っています。洲埼灯台は、三浦半島最南端の東端にある剱埼灯台(つるぎざきとうだい)と共に東京湾へ出入りする船舶の目印となっていて、両灯台とを結んだ線が東京湾の境界をなしています。灯台の丘から三浦半島や伊豆半島が眺望できます。



 2日目は房総白浜の野島埼灯台(のじまさきとうだい)を回ってきました。2009年11月以来の訪問になりました。野島埼灯台は、房総半島の最南端野島崎に立つ白亜の八角形をした大型灯台です。「日本の灯台50選」に選ばれていて、国の登録有形文化財にも登録されています。


 野島埼灯台周辺は、南房総国定公園に指定されていて、雄大な太平洋のパノラマが望めます。朝日と夕陽の両方が見える格好の眺望ポイントです。


 灯台入り口付近にトビウオのようなモニュメント(右)が建っています。かつて、源頼朝公、里見義実公がこの地で再起を願ったことから、21世紀に飛翔する願いを込めて作られたそうです。



 灯台周りの散策路沿いにいろんな花々を見かけました。写真上は日本各地の海岸に分布するハマエンドウ(浜豌豆;マメ科レンリソウ属)で、紫色の花を付けています。写真下は群生するハマダイコン(浜大根;アブラナ科ダイコン属)です。ハマダイコンは、ダイコンが野生化したもので海岸の砂地に生えます。

 今回は、久々に海辺のドライブを楽しんできました。
     …> 季節のスケッチ(29年4月 南房総)


| | コメント (0)

2016年10月 2日 (日)

10月はコスモス、キンモクセイ、栗の実などの秋の香り


 10月2日、孫の運動会があってつくば市まで出かけてきました。運動会の合間に保育園を運営する安福寺の近辺を回って、いろんな秋の香りを見つけてきました。この日は日差しが強くすっかり日焼けしてしまいました。


 この日は晴れ上がっていましたので、筑波山のくっきりとした山並みが見えました。市内のいろんな所から眺望できます。筑波山は昔から「西の富士、東の筑波」と愛称され、朝夕に山肌の色を変えるところから「紫峰」とも呼ばれています。男体山(左)と女体山(右)の2つの峰を持ち、古くから信仰の山として栄えてきました。また山中の梅林も有名です。


 保育園を運営する安福寺は、研究学園都市駅のすぐ近くに建つ名刹。境内は広大で四季折々の花が咲き、自然豊かで心癒される場所です。


 境内の周辺では、秋の香りをたっぷりと実感できました。これは風に舞うコスモス(秋桜;キク科コスモス属)の花。コスモスは熱帯アメリカ原産で、メキシコからスペインに渡りコスモスと名づけられた。日本には明治20年頃に渡来。今や代表的な秋の風物詩です。


 黄金色に染まり特有の芳香を放つキンモクセイ(金木犀;モクセイ科)を見つけました。甘い香りが漂っているのに気づき、振り返るとそこにキンモクセイということがままあります。


 境内の周りに生えているソメイヨシノのサクラの木を見上げると、少しだけ黄葉が始まっていました。


 寺の近くの栗畑を覗くと、少しだけイガに包まれた栗の実が残っていました。栗はブナ科クリ属の木になります。ブナのドングリと違って、栗の殻の中は種子ではなく果実です。

       …> 季節のスケッチ(28年10月)


 

| | コメント (0)

2016年7月 8日 (金)

高山植物の女王コマクサとの出会いを求めて


 7月上旬、那須高原への旅行の途中、日光市上三依水生植物園に立ち寄ってきました。高山植物の女王と言われるコマクサがこの植物園に咲いているというので、コマクサとの出会いを求めてのワクワクと心躍る旅になりました。

  (今回出会った高山植物の女王と言われるコマクサ)

 この日光市上三依水生植物園へは車で行きましたが、東北自動車道西那須野塩原ICを降りて国道400号線を北西方向に進みます。そして塩原温泉郷を過ぎて、さらに山の方に向かい国道121号線との交差点のすぐ近くに広がっています。また、電車では会津鬼怒川線上三依塩原温泉口駅から徒歩7分です。



 今まで知りませんでしたが、上三依水生植物園は日光の山地に存する秘めたる花の名所です。すなわち、早春のミズバショウの開花に始まり、サクラソウ、クリンソウ、ニッコウキスゲ、スイレン、ベニコウホネ、シュウメイギク等が咲き、また、幻の花と言われるヒマラヤの青いケシや高山植物の女王コマクサ等々、約300種、3万本の植物が季節を彩り咲き競っています。


 園の入口には「今見ごろの草花」が掲示されていて、よく見るとお目当ての高山植物コマクサも咲いているようです。はやる心を抑えてその場所に直行しました。



 すると、可憐に咲く赤紫色のコマクサ(駒草;ケシ科コマクサ属)の花を目の前に見つけました。高山植物の女王といわれるように、まさに気品ある花姿でついしばらく見とれていました。実は母校の山形東高の校章が近くの蔵王連峰に咲くコマクサをデザインしたものですが、実物のコマクサを見る機会は今までまったくありませんでした。今回ようやく長年の夢が叶い、感無量です。

 白花のコマクサも咲いていました。この植物園には、コマクサ以外にもいろんな山野草が咲いていました。


 コマクサと同属のハナケマンソウ(花華鬘草;ケシ科コマクサ属)です。コマクサに似た錨形の花が総状に付いています。北米西部原産の多年草でアメリカコマクサの別名があります。ハナケマンソウは全体的に小型で、細かく羽状の葉がボリューム豊かに広がるので、庭植えなどによく用いられます。


 ニッコウキスゲ(日光黄萓;キスゲ亜科ワスレグサ属)も咲いていました。日本の本州などでは高原に普通に見られるが、日光に多く咲くことから、地名が入った名が付けられたとのこと。ゼンテイカ(禅庭花)とも呼ばれる。

 ワスレグサ属の園芸品種を総称してヘメロカリスというが、ここでは多くのヘメロカリスの花々が咲いています。


 ユリ科の花を多く見かけました。これは北海道、本州、四国の冷涼な高地に生えるクルマユリ(車百合;ユリ科ユリ属)です。花の形がオニユリコオニユリに似ていますが、葉の付き方が車輪に似ていることから和名が由来しています。

 上記以外にもいろんな種類の山野草が咲いていました。詳しくは、季節のスケッチ(28年7月上三依植物園)をご覧ください。これから上三依水生植物園には、ヒマラヤの青いケシやミズバショウなどが咲く時期に何度でも訪れたいと思います。


| | コメント (0)

2016年5月 7日 (土)

今年の大型連休に霊峰出羽三山の羽黒山を訪れる


 今年の大型連休は郷里の山形に帰郷し、霊峰出羽三山の一つ羽黒山を訪ねてきました。出羽三山とは月山、羽黒山、湯殿山の総称であり、古くから修験道の霊場として知られています。山形県には大きな自然災害がめったに起きませんが、地元では出羽三山がこの地を守っているお陰と言われています。


 標高414mの羽黒山は出羽三山の中心地。山頂には三神合祭殿があり、自動車道も通じているため容易に参拝することができます。随神門から始まる表参道は、全長約1.7km、2446段の長い石段になっています。参道の両側には樹齢350~500年の杉並木が続き、その数は400本以上で国の特別天然記念物に指定されています。杉並木の途中に国宝五重塔が突然姿を現します。


 入口の随神門を抜け参道に入ると、いきなり長い下り坂(継子坂)になっています。


 石段唯一の下り坂の継子坂を下ると、祓川にかかりる赤い神橋が見えてきます。清流は月山に源流を発し、昔出羽三山に参拝する人々は全てこの川で身を清めたそうです。


 赤い神橋のすぐ近くに祓川をはさんで流れ落ちる須賀の滝が見えます。江戸時代、遠く月山より8kmの水路をひいて作られ不動の滝と呼ばれていました。

 
 神橋からさらに5分ほど石段を登っていくと、樹齢1000年といわれ国の天然記念物に指定されている爺杉にたどり着きます。かつて爺杉の隣にあった婆杉は台風で失われてしまったとのこと。


 爺杉の近くに羽黒山五重塔(国宝)が荘厳なたたずまいで建っています。参道の途中に忽然と現れたといった感じで、強いインパクトがあります。東北地方では最古の塔といわれ、平将門の創建と伝えられています。高さが29.0mの三間五層柿葺素木造。


 羽黒山山頂に月山・羽黒山・湯殿山の三神を合祭した日本随一の大社殿が建っています。厚さ2.1mの萱葺の屋根、総漆塗の内部など見ごたえ十分とのことだったですが、あいにく手直しの修理中でした。


 俳聖松尾芭蕉は、出羽三山には元禄二年六月三日から十日まで滞在しています。この間、羽黒山をはじめ、月山、湯殿山と三霊山をくまなく踏破しこの霊気漂う神域に深く感動したとのこと。この間、次のような句を詠んでいます。
 「涼風やほの三か月の羽黒山」
 「雲の峯いくつ崩れて月の山」
 「かたられぬゆとのにぬらす袂かな」


 参道の路傍には珍しい山野草をちらほら見かけました。これはスプリングエフェメラルの仲間のショウジョウバカマ(猩々袴;ユリ科ショウジョウバカマ属)。 ショウジョウバカマは北海道から九州までの、やや湿った場所に分布する多年草です。面白い名前は、赤い花が中国の伝説上の動物の猩々(ショウジョウ)になぞらえ、根生葉の重なりが袴(ハカマ)に似ていることから由来するそうです。


 オオバキスミレ(大葉黄菫;スミレ科スミレ属)を初めて見つけました。積雪量の多い日本海側の亜高山帯の林縁や草地に生育します。和名の由来は、他のスミレと比べて葉が大きく黄色の花であることによります。


 出羽三山の一つの月山(標高1,984m)は羽黒山と連なっていて羽黒山山頂からよく見えます。月山の山頂一帯のなだらかな地形部には、氷帽氷河(アイスキャップ)が存在していた可能性があると指摘されています。


 月山の姿は県内の山形盆地、庄内平野、最上地方のどこからでもよく眺められています。遠く離れた山形盆地の東根市からは月山のなだらかな白い山頂部がよく見えます。


 同じ山形盆地でも山形市からはゆったりとした月山の中腹部までの山容が望めます。このように月山のイメージはその人が住む地域によって少しづつ異なってきますが、「月山」は県内の多くの人に親しまれ、心の拠り所になっています。

…> 季節のスケッチ(28年5月)



|

より以前の記事一覧