秋の野にはヒガンバナ、コスモス、ソバなどの季節の花々

9月に入りました。さすがに35度を超えるような猛暑が収まってきて、少し暑さが残っているものの朝晩は過ごしやすくなってきました。この頃になると、ヒガンバナ(彼岸花)、コスモス(秋桜)、ソバ(蕎麦)などの季節の花々が秋の野に咲き出すようにになります。










詳しくは
…> 季節のスケッチ(2022年9月)
GW終盤の5/5、最上川に並走して東根から庄内地方までドライブしてきました。酒田市松山地区の眺海の森からは、日本海に注ぎ込む最上川河口付近、肥沃な庄内平野が眼下に一望できました。さらに、南北にそびえ立つ鳥海山、月山がくっきりと見え、雄姿を拝むことができました。
最上川は米沢市の吾妻山系を源とし、置賜地方、山形盆地、新庄盆地、最上峡、庄内平野と県内を縦走して日本海に注ぐ大河で、日本三大急流のひとつとされています。かつて米、紅花などの物流の主役だった最上川は、いまでも県民にとって母なる川として親しまれています。今回は最上川中流域から河口にかけて、最上川を巡る新緑の風景を楽しんできました。
最上川の中流域では、山形盆地の村山市大淀地区で大蛇行し、大石田へと北上します。大石田町は陸路と水路の接点という地の利から、かつては最上川最大の舟着場として栄えました。
北上する最上川は新庄盆地で向きを変えて最上峡を西進し、庄内平野、日本海に向かいます。最上峡の古口地区から最上峡芭蕉ラインの観光船が出ていて、草薙地区まで舟下りを楽しむことができます。
古口付近の最上川右岸の山腹です。新緑が美しい山腹に淡く色づいた山桜が点在しています。
県内を229km縦走してきた最上川は、庄内平野の酒田港付近で日本海に注ぎ込みます。この地で芭蕉は「暑き日を海にいれたり最上川」と詠んでいます。このほか、最上川は「五月雨やあつめてはやし最上川」、「最上川逆白波のたつまでにふぶくゆふべとなりにけるかも」(茂吉)などの俳句や短歌でも有名です。
最上川右岸から少し離れて酒田市松山地区の丘陵地帯につくられた眺海の森に車で登ってきました。眺海の森からは、北方に鳥海山、南方に月山が眺望でき、素晴らしいビュースポットでした。
鳥海山は秋田県との県境に位置し、出羽富士とも呼ばれる美しい山容を有する名峰です。
月山は羽黒山、湯殿山とともに出羽三山を成す霊山です。万年雪で夏スキー客で賑わうことでも有名です。月山は山形盆地からも眺望できますが、庄内平野からは異なった趣があります。
さらに、眺海の森から日本海に注ぎ込む最上川(上)や肥沃な庄内平野(下)が眼下に一望できます。夏の夕陽が最上川河口の日本海に沈み込む光景をこの地から見ることが出来るとのこと。是非一度来てみたいと思っています。
眺海の森を下り、次は庄内平野を南下して鶴岡市に向かいましたが、道の途中、左手に月山(上)、右手に鳥海山(下)の雄姿がくっきりと見えました。庄内平野はこれらの山々からの水の恵みを受け、豊かな穀倉地帯になっています。
上記以外にも、多くの写真をアップしています。
…> 季節のスケッチ(2019年5月 山形)
今年の大型連休(GW)は、平成から令和への改元の諸行事のため10連休になりました。私の場合は、混雑しそうな東京都心を離れ、郷里の山形で過ごすことにしました。山形では新緑が広がる大自然の中でハナミズキやサクランボ、モモなどの花々が咲き出していて、美しい季節を存分に楽しむことが出来ました。
郷里の東根小学校の校庭(かつての小田島城址)にそびえ立つケヤキの巨樹です。樹齢千年を超すとみられ、高さ約28mで日本最大。この大ケヤキは、今でも昔と変わらず悠然とかつ凛々しくそびえ、東根の地の人々の営みを見守っています。GW時に新緑の大ケヤキを飾る横綱を台車で運ぶパレードが行われました。
山形盆地は豊かな穀倉地帯になっていて全国有数の米どころになっています。最近では日本一を目指すブランド米「つや姫」が栽培されています。広がる田んぼはちょうど耕されていて、これから水張り、田植えと進んでいきます。遠方に最近の寒波で冠雪した葉山や月山などの山並みが見えます。
山形蔵王ラインの蔵王半郷地区からの月山の眺めです。東根市からは白い山頂の部分しか見えませんが、ここからは見事な山容が眺望できました。
郷里の東根市はサクランボ生産が日本一です。山形新幹線の駅名も「さくらんぼ東根」と付いているほどです。この時期、サクランボの木枝に白い花がぎっしりと咲いていました。これから6月の収穫期までサクランボ農家は大忙しです。
東根で多く生産されている品種はサクランボの王者といわれる佐藤錦です。さくらんぼ東根駅の駅前に、佐藤錦の生みの親の佐藤栄助翁の像が立っています。
東根市は果樹王国と言われるように、モモの栽培も盛んです。近所を車で回ると、あでやかな桃色の花を付けたモモの木々を所々で見かけます。後背の青々とした山並みと美しく調和した風景になっています。
郷里の実家の庭では、ちょうど紅色のハナミズキ(花水木; ミズキ科ミズキ属)の花が満開になっていました。ハナミズキは東根市の花になっていて、市内の街路樹などにも多く使われています。
やはり庭のサクラの木。満開が過ぎていましたが、まだ白い花が咲き残っていました。サクラの種類がよくわからないのですが。チョウジザクラ(丁字桜)のような気がします。
上記以外にも、多くの写真をアップしています。
…> 季節のスケッチ(2019年5月 山形)
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