小石川植物園

2019年9月 7日 (土)

残暑続く小石川植物園、秋の気配も進行


 残暑続く9月初旬(9/7)、久しぶりに小石川植物園を回ってきました。炎暑下の8月は散策を避けていましたので、2か月ぶりになります。残暑が残っていることもあって、夏の花木のサルスベリの花が咲き誇っていました。その一方で、ススキ、オミナエシ、シュウカイドウなどの秋の花々も見かけ、秋の気配も徐々に進行していました。

(サルスベリ)

 中国南部原産の落葉中高木のサルスベリ(ミソハギ科サルスベリ属)。代表的な夏の花木で花期が長く、百日紅の別名があります。


 ピンク色、うす紫色、白色など色とりどりのサルスベリの花々がまだ盛んに咲いていました。


 九州や南西諸島に分布する落葉高木のシマサルスベリ(ミソハギ科サルスベリ属)が立ち並んでいます。


スベスベした白い木肌が目立ちますが、高木の頂付近をよく見ると、白い花が咲いていました。

(東京古型・変化アサガオ)

 数多くのアサガオの系統を総合的に研究するナショナルバイオリソースプロジェクト「アサガオ」の協力によるアサガオの標準系統「東京古型」と変化咲きアサガオの展示が園内でなされていました。


 標準系統「ムラサキ」(青鍬型葉濃紅紫丸咲)。由緒正しいアサガオになります。


 大輪品種「月夜野」(黄斑入蝉葉黒鳩縞丸咲)。


 立田遺伝子(柳)の弱いアレル(青斑入立田葉藤色切咲)になります。

(秋の野の花)

 秋の気配を感じる花々を多く見かけました。これは秋の七草の一つオミナエシ(女郎花;スイカズラ科オミナエシ属)。黄色の花が咲き始めていました。


 山野に生えるオトコエシ(男郎花;スイカズラ科オミナエシ属)の白い花です。オミナエシに比べて質実な感じがします。


 お盆の頃に咲き出す質素な感じのミソハギ(禊萩;ミソハギ科ミソハギ属)の花がまだ咲いていました。


 中国原産の多年草シュウカイドウ(秋海棠;シュウカイドウ科シュウカイドウ属)の薄い赤紫色の清楚な感じの花。


 秋の季節の風物詩のススキ(芒、尾花;イネ科ススキ属)の穂がたなびいています。秋の七草の一つです。


 暖地の海岸近くに生育するシマダンチク(縞縞暖竹;イネ科ダンチク属)。長い花穂が付いています。


 全国に分布し、低地から山間部の草地から森林周辺に生える多年草ヌスビトハギ(盗人萩;マメ科マメ亜科ヌスビトハギ属)。小さく細かい花を沢山付けています。花の後の節果の表面にはカギ状の毛が密生していて、衣服に付着します。

(つる性草本)

 この時季になると蔓性の草本が目立つようになります。これはつる性半低木(木質化した多年草)のセンニンソウ(仙人草;キンポウゲ科センニンソウ属)。仙人のヒゲのような多数のふわふわとした白色の花が群がっています。


 つる性半低木のコボタンヅル(小牡丹蔓;キンポウゲ科センニンソウ属)。ギザギザした3つの小葉をもちます。花が似るセンニンソウの葉はギザギザがないハート形です。


 ヤブガラシ(藪枯らし;ブドウ科ヤブガラシ属)。全国の道端、林縁、荒れ地などに普通に生えるつる性多年草で、植え込みなどを覆っています


 日当りのいい草やぶや樹木などに絡みつくヘクソカズラ (屁糞葛;アカネ科ヘクソカズラ属)。花自体はかわいらしいのですが、葉や茎に悪臭があることから和名が由来。


 詳しくは
  …> 季節のスケッチ(2019年9月)


| | コメント (0)

2019年8月 1日 (木)

8月の小石川植物園の風景まとめ


 8月に入りました。今年は梅雨が長引き、ようやく先日梅雨明けしたばかりですが、その後は連日猛暑が続いています。猛暑下では日中の散策も大変ですので、もう少し暑さが治まるまで小石川植物園回りを控えるつもりです。


 そこで今回は、今までの季節のスケッチの写真の中から「8月の小石川植物園」の風景を紹介することにします。上図は日本庭園の赤い建物の風景。サルスベリの花が咲いています。(2010.8)

(木々の花)

 夏の風物詩のサルスベリ(ミソハギ科サルスベリ属)。中国南部原産の落葉中高木。代表的な夏の花木で花期が長く、百日紅の別名があります。炎暑下の強い日差しの下であざやかな深紅の花が咲き続けます。(2007.8)


 アオイ科フヨウ属の一年草トロロアオイ(黄蜀葵)。大輪の黄色の花が夏空によく生えています。トロロの名は、根に和紙を作るときの糊になるネバネバの粘液を含んでいることによる。(2005.8)


 淡紫色の房状の花穂が特徴的なフサフジウツギ(房藤空木;ゴマノハグサ科フジウツギ属)。蜜が多いのでよくチョウが吸蜜に訪れます。サポニンを多く含み有毒。(2016.8)

(野の花(草本))

 植物園の塀越しに背の高いヒマワリ(向日葵;キク科ヒマワリ属)の花が夏の日差しを一杯に受け立ち並んで咲いています。青空を背景にしたヒマワリの花は真夏の風物詩です。北米原産の一年草のヒマワリは高さ3mくらいまで生長し、夏から秋に大輪の黄色の花を咲かせます。 (2011.8)


 キクイモ(菊芋;キク科ヒマワリ属)の鮮やかな黄色の花が静かに風にたなびいていました。地中に塊茎ができ、菊の花と似ていることからこの名が由来。(2012.8)


 園内の薄暗い林地にナツズイセン(夏水仙;ヒガンバナ科ヒガンバナ属)の淡桃色の花が群れて咲き出します。秋から翌年の春にかけてスイセンに似た葉を出し、真夏に鱗茎ひとつに対して一本の長い花茎を伸ばします。葉がないことから裸百合とも呼ばれる。(2004.8)


 秋の七草の一つのオミナエシ(女郎花;スイカズラ科オミナエシ属)を見ると秋近しの感がするようになります。直立した茎の先にあざやかな黄色の花が群生して咲きます。黄色い花が粟(あわ)に似ていることから、粟花ともいわれる。(2008.8)


 園内の日陰の所では、夏から秋にかけて随所にヤブラン(薮蘭;キジカクシ科スズラン亜科ヤブラン属)の花が咲いています。藤色の穂状になった花です。落ち着いた和風の庭園によく似合います。(2007.8)

(夏木立)

 巨樹ユリノキ(百合の木;モクレン科ユリノキ属)の夏木立。北米中部原産の落葉高木。初夏に咲く花の形は百合の花というよりもチューリップに似ていて、チューリップ・ツリーの別名もあります。(2015.8)


 巨樹スズカケノキ(鈴懸の木;スズカケノキ科スズカケノキ属)の夏木立。ヨーロッパ南東部からアジア西部原産の落葉広葉樹。木枝に鈴のような実が付きます。成長が早く街路樹や公園樹、庭園樹として利用されています。(2015.8)


 緑葉があざやかなカツラ(桂;カツラ科カツラ属)。日本各地、中国、朝鮮半島に分布する落葉高木。ハート型に似た円形の葉が特徴的です。また、落葉は甘い香りを呈します。街路樹や公園樹に利用される。 (2015.8)


 メタセコイア(ヒノキ科メタセコイア属、別名アケボノスギ)の林の中からの眺め。スギの先祖のメタセコイヤは絶滅したとされていたが、戦後、中国四川省で生息が確認され。その後わが国にも伝来。現在では全国各地の公園、並木道、校庭などに使用されています。凛として天に伸びるような見事な樹形が目を引きます。 (2011.8)


 詳しくは
  …> 季節のスケッチ(2019年8月)

| | コメント (0)

2019年7月 3日 (水)

7月初旬の小石川植物園、深緑の中にムクゲ、ヤブカンゾウなどの夏の花々


 7月に入りましたが、今年は梅雨空が続いています。初旬の7/3は幸いにも雨が上がったので、午前中に小石川植物園小石川植物園を回ってきました。園内は深緑の夏木立が立ち並ぶ中、ムクゲやヤブカンゾウ、オニユリ、シカクヒマワリなど夏の花々が咲き出していました。



 小石川植物園の園内の緑は日毎に深まり、この頃になると深緑の風景が広がってきました。上は旧東京医学校の赤い建物を見る日本庭園、下はスズカケノキやユリノキなどの巨樹が立ち並ぶ巨木ゾーンです。

(季節の野の花)



 山野に自生する多年草のヤブカンゾウ(藪萱草;ススキノキ科ワスレグサ属)を園内の各所で見かけました。ワスレグサ(忘れ草)の仲間でノカンゾウの八重咲種です。深緑の中に咲く鮮やかなオレンジ色の花がひときわ目を引きます。


 近畿地方以北の山地の林縁や草地に分布し、夏の最も暑い時期に満開となるヤマユリ(山百合;ユリ科ユリ属)。


 北米原産の多年草シカクヒマワリ(四角向日葵;キク科テトラゴノセカ属)。背が高いシカクヒマワリが小さくて黄色の花が咲き出していました。


 北米原産の多年草キクイモモドキ(菊芋擬き;キク科キクイモモドキ属)。ヒマワリと比べ小さめの花でヒメヒマワリ(姫向日葵)の別名あり。


 真夏の炎天下に咲くホウセンカ(鳳仙花;ツリフネソウ科ツリフネソウ属)。実が熟すと、軽くふれただけでも種子がはじき飛びます。


 南米原産の多年草ムラサキカタバミ(紫片喰;カタバミ科カタバミ属)。赤紫色の花が園内の道端や草地など各所に咲き広がっています。


 山地の林の中などに生える多年草ヤブミョウガ(藪茗荷;ツユクサ科ヤブミョウガ属)の可憐な白い花です。葉の形がミョウガに似ていることからヤブミョウガの名がついたとのこと。この時期、園内の各所の草むらで見かけます。


 南米、北米原産の多年草ユウゲショウ(夕化粧;アカバナ科マツヨイグサ属)。日本庭園近くの小さな池の周りで群生していました。午後遅くに開花し艶っぽい花色を持つことが和名の由来。

(木々の花)



 夏の季節の代表的な花木のムクゲ(木槿;アオイ科フヨウ属)のいろんな色合いの花が園内の随所に咲き出してきました。ムクゲの花は風雅で落ち着いた雰囲気を有し、夏中咲き続けます。


 淡紫色の房状の花穂が特徴的なフサフジウツギ(房藤空木;ゴマノハグサ科フジウツギ属)。サポニンを多く含み有毒。


 ザクロ(柘榴;ミソハギ科ザクロ属)の真赤な花。秋になると実が大きくなり、酸っぱい果実になります。


 ヨーロッパ原産の多年草ハナハッカ(花薄荷;シソ科ハナハッカ属)。ミントに似た刺激臭とピリッとした辛味がある。

(夏木立、緑葉)


 岩手県・山形県以南の各地に広く分布する落葉樹のクヌギ(ブナ科コナラ属)の夏木立です。


 ヨーロッパから西アジアを原産とする落葉高木のギンヨウボダイジュ(銀葉菩提樹;アオイ科シナノキ属)の夏木立。葉の裏が産毛で覆われていて銀色に見える。


 メグスリノキ(ムクロジ科カエデ属)の夏木立。日本のみに自生する落葉高木の紅葉樹です。葉を煎じて服用したり、洗眼すると目の病気に効用があります。


 ムクロジ(無患子;ムクロジ科ムクロジ属)。南アジア、東南アジア、東アジアの熱帯から亜熱帯域に分布する落葉高木。木の実には沢山のサポニンが含まれ、石鹸のように泡立ちます。


 各地の山地に生える美しく秋を彩る落葉高木イタヤカエデ(板屋楓;ムクロジ科カエデ属)の緑葉。 イタヤカエデは建材、スキー用材などに利用される。


 メンデルのブドウの木(メンデルが遺伝の実験を行ったブドウの木の末裔)が植えられていますが、小粒な房状の実が付き始めていました。


 これ以外にも、いろんな7月初旬の風景写真をアップしています。
     …> 季節のスケッチ(2019年7月)


| | コメント (0)

2019年6月13日 (木)

梅雨時の風景(小石川植物園、白山神社)


 今年の東京は6月7日に梅雨入りしました。梅雨空にはアジサイの花がよく似合います。文京区あじさい祭りが開かれている近所の白山神社を訪れてきました。やや狭い境内ですが約3,000株の色とりどりのアジサイの花が咲き出していました。また、緑が日ごとに深まる小石川植物園も回ってきました。

(白山神社のあじさい祭り)

 文京区あじさい祭りは、毎年6月にここ白山神社で開催されます。この白山神社はもともと小石川植物園内にありましたが、徳川時代に綱吉の屋敷造営のため現在地に移っています。白山神社の境内から隣接する白山公園にかけて、約3,000株のアジサイの花がこの時期に咲き出します。


 これは中国辛亥革命の父と言われる孫文の碑の台座のところにつくられた「あじさい富士」です。




 アジサイ(紫陽花)は梅雨時の風物詩です。色とりどりのアジサイの花が梅雨空にしっとりと調和して咲いています。写真上から西洋アジサイ、ガクアジサイ、カシワバアジサイの花々です。

(6月中旬の小石川植物園)

 6月中旬の小石川植物園の風景です。園内の緑は日々深まってきています。万緑におおわれた日本庭園に小さな子どもたちが集っていました。



 植物園内でもアジサイ(紫陽花;アジサイ科アジサイ属)の花が元気に咲いていました。上は日本固有種のガクアジサイ(額紫陽花)、下は花穂が手毬のように大きい西洋アジサイです。園内にはアジサイのほかにも季節の花々を各所で見かけました。


 純白のクチナシ(梔子;アカネ科クチナシ属)の花。花に顔を近づけると、芳香を放っています。


 ビョウヤナギ(未央柳;オトギリソウ科オトギリソウ属)の黄金色の花。雄しべの花糸が多数に 分かれ、金糸のように光り輝いています。


 ノカンゾウ(野萓草;ススキノキ科ワスレグサ 属)。草むらの中で鮮やかなオレンジ色の花が咲き出していました。


 カワラサイコ(河原柴胡;バラ科キジムシロ属)の小さな黄色の花。日当たりのいい河原や海岸の砂地などに生える多年草です。


 ホソバノキリンソウ(細葉の麒麟草;ベンケイソウ科マンネングサ属)。山地の草原や林内に生える多年草で細い葉が特徴。

  植物園内は緑が広がり万緑の世界になっています。6/1の万緑の木々の風景を補充してきました。

 これはイタヤカエデ(板屋楓;ムクロジ科カエデ属)。各地の山地に生える秋を彩る落葉高木。建材、スキー用材などに利用される。


 ムクノキ(椋木;アサ科ムクノキ属)。日本、朝鮮、台湾、中国に分布する落葉高木。


 岩手県・山形県以南の各地に広く分布する落葉樹のクヌギ(ブナ科コナラ属)の万緑の様子です。


 関東地方から四国・九州の山地に自生するアベマキ(棈;ブナ科コナラ属)。用途は薪炭材、シイタケの原木など。


 ウダイカンバ(鵜松明樺;カバノキ科カバノキ属)。日本の中部地方以北から北海道、千島列島にかけて生育する落葉広葉樹です。広く住宅建材、家具、楽器などに用いられています。


 ウルムス・グラブラ(Ulmus Glabra;ニレ科)。アイルランドからウラル山脈に至るヨーロッパに広範囲に分布する落葉高木。


 チシャノキ(萵苣の木;ムラサキ科チシャノキ属)。本州中国地方から沖縄の川沿いの林内などに生える落葉高木。若葉の味がチシャ(レタス)に似ていることから和名が由来。


 これ以外にも、いろんな万緑の風景写真をアップしています。
     …> 季節のスケッチ(2019年6月)


| | コメント (0)

2019年6月 1日 (土)

梅雨前の小石川植物園、アジサイやハナショウブ、タイザンボクなどの季節の花々


 6月に入り、小石川植物園を回ってきました。沖縄や鹿児島などが早々と梅雨入りしましたが、東京では例年通りの6月上旬に梅雨入りが予想されています。梅雨入りを前にした園内では、この時期ならではのアジサイやハナショウブ、タイザンボクなどの花々が咲き出していました。


 梅雨入りを目前にした6月初旬の小石川植物園の風景です。全体的にしっとりとした緑の世界の中で、日本庭園ではツツジの赤い花やハナキササゲの白い花が咲いていました。

(季節の花々)

 園の各所に梅雨空によく似合うアジサイ(紫陽花;アジサイ科アジサイ属)の花が咲き出してきました。右は西洋アジサイの花。観賞用には美しいアジサイですが、毒性があり摂食すると中毒を起こすので要注意。


 日本固有種のガクアジサイ(額紫陽花)。


 葉に斑が入っているフイリガクアジサイ(斑入り額紫陽花)。


 山中の沢に多く生えるヤマアジサイ(山紫陽花)。


 タイザンボク(泰山木;モクレン科モクレン属)の大樹を見上げると大輪の白い花が咲き始めていました。威風堂々として神々しく感じます。わが家の子どもたちが通った高校のシンボルの花でしたので、開花の時期になるといつも林地の奥の方まで足を運びます。


 琉球や対馬に分布する落葉高木のフシノハアワブキ(節の葉泡吹;アワブキ科アワブキ属)。園入口付近の大木が緑がかった白い花で覆われていました。


 中国産の常緑小高木ガビハナミズキ(峨眉花水木;ミズキ科ミズキ属)。びっしりと白い花に覆われていました。ヤマボウシの花とよく似ています。


 ハナキササゲ(花木大角豆;ノウゼンカズラ科キササゲ属)。北米原産の落葉高木。別名はオオアメリカキササゲ。初秋に付く果実が細長いササゲ(大角豆)に似ていることからキササゲ(木大角豆)と呼ばれます。


 初夏に咲く白い花は、縁が縮れて中に紫の斑点と黄色の筋が入る。


 この時期の風物詩のハナショウブ(花菖蒲;アヤメ科アヤメ属)の花が菖蒲田で咲き始めました。


 ドクダミ(毒溜;ドクダミ科ドクダミ属)の白い花が草むらに群生するようになってきました。

(木々の緑葉)
 植物園内は一面に緑が広がり、まさに万緑の世界です。この日は万緑の中、樹木毎に個性的な形状をもち魅力的な木々の緑葉を中心に楽しんできました。


 カジカエデ(梶楓;ムクロジ科カエデ属)。日本固有種で本州の宮城県以南、四国および九州の山地に分布する落葉高木。木の葉は掌のように大きく、オニカエデ、オニモミジともいわれます。


 欧州の街路樹に多く見られる落葉高木のヨーロッパカエデ(ムクロジ科カエデ属)。ノルウェ-カエデとも呼ばれます。


 エノキ(榎;アサ科エノキ属)。本州から九州まで広範囲に自生する落葉高木で、社寺の境内、公園、山地にきわめて普通に見ることができます。漢字の「榎」は夏に日陰を作る樹を意味する和製漢字です。


 シナミズキ(支那水木;マンサク科トサミズキ属)。中国原産の落葉低木。細い枝がよく分枝し株立ち樹形を成す。3月頃、青空の下に無数の黄色の花が点描されるかのように一斉に咲き出します。


 モミジバスズカケノキ(スズカケノキ科スズカケノキ属)。スズカケノキとアメリカスズカケノキとの交配種。街路樹や公園樹に用いられることが多い。


 ユリノキ(百合の木;モクレン科ユリノキ属)。北米中部原産の落葉高木。初夏に咲く花の形は百合の花というよりもチューリップに似ていて、チューリップ・ツリーの別名もあります。


 ホオノキ (朴木;モクレン科モクレン属)。北海道から九州まで分布する落葉高木。日本産の広葉樹で最も大きくい朴葉は香りも良く、昔から食物を盛る器として用いられてきました。


 コーカサスサワグルミ(クルミ科サワグルミ属)。中央アジアのコーカサス地方を原産とする落葉高木。葉の形や幹の文様が特徴的です。谷地に生えるサワグルミと比べて、葉、果穂が大き目。


 ソメイヨシノ(バラ科サクラ属サクラ亜属)。春に桜といえばソメイヨシノのことを指します。


 カキノキ(柿の木;カキノキ科カキノキ属)。東アジア固有種の落葉樹。 秋の果実の柿は代表的な秋の味覚です。また、ポリフェノールやタンニン、ビタミンCなどを多く含む柿の葉には様々な効能があります。


 ニッサボク(ヌマミズキ科ヌマミズキ属)。中国原産の落葉小高木。欧米では街路樹や庭園樹に用いられる。ニシキギ、スズランノキと並んで世界三大紅葉樹ともいわれるように秋の紅葉は見事です。


 アサダ(カバノキ科アサダ属)。北海道中南部から九州の南部辺りまでの地域に生育する落葉広葉樹。他の落葉広葉樹に混じって散生します。


 ミズメ(水目;カバノキ科カバノキ属)。本州の岩手県以南、四国、九州 に分布する落葉高木。別名は梓。樹皮や材観がサクラに似ていることから、ミズメザクラ(水目桜)とも呼ばれる。


 ラクウショウ(落羽松;ヒノキ科ヌマスギ属)。水湿地に生育し気根を有する北米原産の落葉針葉樹。木元が少し水につかった状態で自生することが多く、ヌマスギとも呼ばれます。


 メタセコイア(ヒノキ科メタセコイア属、別名アケボノスギ)。凛として天に伸びるような見事な樹形が目を引きます。全国各地の公園、並木道、校庭などに使用されています。


 これ以外にも多くの写真をアップしています。
      …> 季節のスケッチ(2019年6月)


| | コメント (0)

2019年5月17日 (金)

5月後半の小石川植物園、巨樹ユリノキの花や風物詩ウツギの花


 5月後半に入った17日、小石川植物園を廻ってきました。前回(5/10)の木々の若葉・万緑の写真の補充のつもりだったのですが、巨樹ユリノキの花や、この時期ならではウツギの花なども見かけ、いろいろと楽しんできました。


 北米中部原産の落葉高木のユリノキ(百合の木;モクレン科ユリノキ属)の大樹が巨木ゾーンにそびえています。その大樹を見上げると、生い茂る緑葉の左上方部にユリノキの花が咲いていました。。


 花の形は百合の花というよりもチューリップに似ています。このため、ユリノキにはチューリップ・ツリーの別名もあります。巨木のかなりの上の方に咲いているので、気がつかずに通り過ぎる方も多いと思います。


 精子発見のイチョウの大木の根元付近で盛んに花を付けた樹木を見かけました。


 よく見ると海岸に自生する常緑低木のトベラ(扉;トベラ科トベラ属)です。白い花が枝の先に葉が集まって付いていました。トベラはつやのある葉を密生することなどから観賞用あるいは街路樹として利用されます。


 季節の風物詩のウツギ(空木;アジサイ科ウツギ属)の白い花が咲き出していました。ウツギは全国に広く分布し、卯の花とも呼ばれます。ウツギ以外にも、〇〇ウツギの呼び名の花々を見かけました。


 サラサウツギ(更紗空木;アジサイ科ウツギ属)。八重咲きのウツギで、花弁の外側が淡い紅紫色になります。しっとりとした美しさがあります。


 シロバナヤエウツギ(白花八重空木;アジサイ科ウツギ属)。やはり八重咲き種のウツギで白花を付ける。わが国の山野に自生します。


 山地に自生する落葉低木バイカウツギ(梅花空木;アジサイ科バイカウツギ属:右)の白い花が咲き出してきました。


 ニシキウツギ(二色空木;スイカズラ科タニウツギ属)。丹沢や箱根の山地全域に普通に分布します。


 いろんな木々の緑葉を観察することができました。これは、落葉性の高木のトチノキ(栃の木;トチノキ科トチノキ属)。長い柄のある大形の掌状複葉が陽光に輝いています。


 キリシマミズキ(霧島水木;マンサク科トサミズキ属)の緑葉。キリシマミズキは九州の霧島山系で見られ、霧島の春を代表する名花木です。


 カシワ(柏;ブナ科コナラ属)日本、朝鮮半島、台湾、中国に分布する落葉高木。柏餅を包むのに用いられるカシワの葉が生い茂っています。


 コナラ( 小楢;ブナ科コナラ属)。わが国全域に分布し、雑木林に多く見られる落葉高木。緑の葉が生い茂っています。


 緑葉におおわれたシダレカツラ(枝垂れ桂;カツラ科カツラ属)。シダレカツラはカツラの変種で、多数の細い枝が枝垂れています。


 サイカチ(皁莢;マメ科サイカチ属)の緑葉。日本の固有種で本州から九州の山野や川原に自生する落葉高木。一見しただけでマメ科の樹木であることがわかります。


 いろんな野の花も見かけました。これは夏の花のダンドク(曇華;カンナ科)。カンナの原種で南米原産。堅い実の形から、インデアンの弾丸と呼ばれています。


 ムシトリナデシコ(虫取り撫子;ナデシコ科マンテマ属)。可憐な小さいピンクの花が密集して咲いていました 。対生する葉のすぐ下の茎から粘液を出し、小さな虫の侵入を防ぎます。


 ヨーロッパ原産のジギタリス(オオバコ科ジギタリス属)の穂状の赤紫の花。花が指の形に似ていることから、狐の手袋とも呼ばれます。全草に猛毒があります。


 園内の各所にノアザミ(野薊;キク科アザミ属)の花が咲いています。葉の縁にとげがあります。春から夏にかけて草むらや河川敷にふつうに見られます。


 上記以外にも、多くの写真をアップしています。
   …> 季節のスケッチ(2019年5月)


| | コメント (0)

2019年5月10日 (金)

10連休後の小石川植物園、若葉生い茂る万緑の世界へ



 10連休のGWを郷里の山形で過ごした後、東京に戻り、3週間ぶりに小石川植物園を回ってきました。この季節は植物の成長が早く、園内は前回の新緑の世界から若葉生い茂る万緑の世界へと様相が一変していました。また、この時期ならではのツツジやバラなどの多くの花々も見かけました。


 ソメイヨシノの桜並木も次第に緑が濃くなってきました。涼しい木陰に保育園の子どもたちが集まっています。


 園入口近くで天空にそびえ立つようなメタセコイア林も青々としてきました。

(木々・草本の花々)

 真紅のシナヤマツツジ(支那山躑躅;ツツジ亜属ツツジ節ヤマツツジ列)が目を引きます。後方はクスノキの巨木です。


 オオムラサキ@ヒラドツツジ(平戸躑躅;ツツジ亜属ツツジ節ヤマツツジ列)。園内の各所で見かけました。


 この日、バラ科の花を多く見かけました。これはノイバラ(野茨;バラ科バラ属)。ノイバラは日本各地の山野に多く自生し、単に野薔薇とも言います。


 ハマナス(浜梨;バラ科バラ属)の花も咲き出しました。北海道に多く分布し、主に海岸の砂地に自生します。「知床旅情」の歌にも登場します。


 うすピンク色の大きめのサクラバラ(桜薔薇;バラ科バラ属) の花。中国に分布する庚申薔薇と野茨の自然交雑種と言われる。


 いろんな草本の花々も見かけました。これはイチハツ(一八、鳶尾草;アヤメ科アヤメ属)。アヤメの仲間の中で、いち早く咲きます。


 あざやかな黄色の花が咲いたキショウブ(黄菖蒲;アヤメ科アヤメ属)が池の周りに群生していました。アヤメの仲間で湿地や水辺に生えます。


 日本、台湾、中国原産で日当りのいい草地などに自生するシラン(紫蘭;ラン科シラン属)。極めて丈夫な植物で、観賞用として庭に植えらることが多い。赤紫色のシランの花が日本庭園の池の周りで咲いていました。


 ウマノアシガタ(馬の蹄;キンポウゲ科キンポウゲ属)。薬草園で多くの小さく可憐な黄色の花が光を浴びてキラキラ光っていました。「馬のアシガタ」という妙な和名が付いていますが、本当は「鳥のアシガタ」で鳥の字が馬に誤記されたのではないかと言われています。

(木々の若葉・万緑)
 植物園内の木々はあっという間に若葉が生い茂ってきました。また、若葉の中に目立たないながらもいろんな花穂を見かけました。


 日本に自生するメグスリノキ(ムクロジ科カエデ属)。秋の紅葉は見事です。葉を煎じて服用したり、洗眼すると目の病気に効用があります。


 コナラ(小楢;ブナ科コナラ属)。全国の雑木林に生育する落葉広葉樹。秋にはどんぐりの実がなります。


 園入口近くの常緑広葉樹のスダジイ(ブナ科シイ属)。スダジイの大樹がうっそうと緑に覆われていました。暖地の照葉樹林を代表する樹木のひとつ。樹中をよく見てみると、雄花が枝先にたくさん付いています。雄花は強い香りを放ち、虫を呼び寄せます。


 本州から九州の山地に生える落葉高木アワブキ(泡吹;アワブキ科アワブキ属)の枝先に緑色の花穂が付いています。


 ミズキ(水木; ミズキ科ミズキ属)。北海道から九州までの各地に広く分布する落葉高木。早春に芽をふく時に地中から多量の水を吸い上げることから和名が由来。樹上に多くの白い花が咲いていました。


 ホオノキ(朴木;モクレン科モクレン属)。大きな葉(朴葉)は、昔から食物を盛るのに用いられてきました。


 トチノキ(栃の木;トチノキ科トチノキ属)。落葉性の高木で、温帯の落葉広葉樹林を構成します。白い花穂を付けていました。東日本を中心に分布し、特に東北地方に多く見られる。


 ブレッシュネイデラ・シネンシス(アカニア科ブレッシュネイデラ属)。園内のメタセコイア林近くの林地に生えていました。名札にはBretschneidera Sinesis Hemsl の表記がありました。中国南部からベトナム北部にかけての山間部などに分布し、絶滅が危惧されているようです。


 ヒッコリー(クルミ科ペカン属)。北米に広く分布する落葉広葉樹。材質が良く、建築、家具、工芸材やスキー用材として使用されている。また米国では、伝統的に燻製に使われています。生い茂る若葉の中に細長い花穂が垂れていました。


 中国原産の落葉高木キジュ(喜樹; ヌマミズキ科カンレンボク属)。果実 や根にカンプトテシンというアルカロイドを含み制癌作用があるとのこと。


 ヘツカニガキ(辺塚苦木;アカネ科タニワタリノキ属)。暖帯から亜熱帯に生え、沖縄・九州南部・四国南部に分布します。


  上記以外にも、多くの写真をアップしています。
   …> 季節のスケッチ(2019年5月)


| | コメント (0)

2019年4月18日 (木)

サクラ満開の後はしっとりと美しく彩られた新緑の世界



 4月中旬の小石川植物園を回ってきました。あの華やいだサクラ満開の時期がいつの間にか過ぎてしまいましたが、この頃になると、園内はあざやかな新緑が広がり、ツツジ、サトザクラ、ハナミズキなどの色づいた花々がしっとりと美しい彩りを添えていました。


    (満開の桜並木)4/2

    (サクラが散った桜並木)4/18
 ソメイヨシノ並木。4月初旬の満開(上図)からまだ2週間ほどですが、すっかり花が散って(下図)人出が少なくなってしまいました。


 ソメイヨシノは散ってしまいましたが、まだ咲いている桜の花があります。これは一葉(いちよう)@サトザクラ。


 珍しい緑色の花を付けるの仁科蔵王@サトザクラ。


 ツツジ園では色づきが進んでいます。これはカラフルなツツジ園から見た大イチョウ、ウルムス・プロセアなどの眺望です。木々の新緑と美しいツツジの花がコラボしています。


 ツツジ園以外にも植物園の散策路の所々に色あざやかなツツジが配置されています。美しい季節の到来に心が躍ります。


 林地の奥の方で北米原産の落葉高木ハナミズキ(花水木; ミズキ科ミズキ属)の赤花、白花が咲き出していました。ハナミズキは、最近では各地の街路樹にもよく用いられます。また郷里の東根市では市の花になっています。


 これ以外にも満開になった木々を見かけました。これはアメリカアサガラ(アメリカ麻殻;エゴノキ科アメリカアサガラ属)。多くの小さな鐘状の花が空間を覆っていました。


 うっそうと生い茂ったトキワマンサク(常磐万作;マンサク科トキワマンサク属)の大木。木枝の花が満開になっていました。


 園内では、日々新緑の世界が広がっています。イロハモミジの小径が新緑のトンネルになってきました。右隣の大温室の工事も進んでいます。


 本州、四国、九州に分布し、山地に生育する落葉高木のイヌザクラ(犬桜;バラ科サクラ属ウワミズザクラ亜属)の大樹が新緑に覆われてきました。


 ミズキ(水木; ミズキ科ミズキ属)。4月初旬の頃と比べ、かなり新葉が増えてきました。


 園入口の所に生えるシナユリノキ(支那百合の木;モクレン科ユリノキ属)の新緑。


 ヒトツバタゴ(モクセイ科ヒトツバタゴ属)。来月になると、高木の全体が白雪に覆われたように満開になります。その様からナンジャモンジャの異名があります。


 メタセコイア(ヒノキ科メタセコイア属、別名アケボノスギ)。凛として天に伸びるような見事な樹形が目を引きます。冬木立の時期を終え、ようやく新緑が吹き出してきました。


 次々に野の花が咲き出してきています。これはウラシマソウ(浦島草;サトイモ科テンナンショウ属)。花姿の形状がまるで浦島太郎が釣り糸を垂らしているかのようです。先月、四国で出会ったムサシアブミユキモチソウと同属。


 日当たりのよい山野に生える常緑の多年草のホタルカズラ(蛍蔓;ムラサキ科ムラサキ属)の薄紫色の花が、ニュートンのリンゴの木の根元に咲いていました。中央の白い星形が蛍の光のようです。


 エビネ(海老根;ラン科エビネ属)。地上性のランでジエビネ、ヤブエビネとも呼ばれます。本館近くの花畑に生えていました。


 園内の草むらでは至るところで春の野の花が咲き広がっています。これはタンポポ(蒲公英;キク科タンポポ属)&オオアマナ(大甘菜;キジカクシ科オオアマナ属)です。


 オオアラセイトウ(アブラナ科オオアラセイトウ属)&ニリンソウ(二輪草;キンポウゲ科イチリンソウ属)。


 シャガ(著莪;アヤメ科アヤメ属)。


  このほかにも新緑の中で美しい春の景観が広がっていました。多くの写真をアップしています。
    …> 季節のスケッチ(2019年4月)

| | コメント (0)

2019年4月 2日 (火)

4月に入り青空の下の小石川植物園はサクラ満開



 4/2の小石川植物園は休園明けです。天気も良く桜満開とあって午前中から多くの入園者で賑わっていました。園内では桜並木のソメイヨシノを始め、オオシマザクラ、ヤマザクラ、サトザクラなど様々な桜が満開になって咲き誇っていました。さらにいろんな花々、鮮やかな新緑など美しい春の季節の到来です。


 春の桜といえばソメイヨシノが話題になります。植物園の桜並木に立ち並ぶサクラの木もソメイヨシノです。


 ソメイヨシノは圧倒的なボリュームの優雅な桜色の花が木全体を覆い、春の青空の中に美しく広がっていきます。まさにソメイヨシノは桜の中で王者の風格を有しています。


 園内では桜並木を始め、散歩道の所々で満開のソメイヨシノを楽しむことができます。


 ソメイヨシノはオオシマザクラとエドヒガンとの交雑種です。江戸時代の染井村(現在の豊島区駒込付近)の植木屋さんが作り出したもので、これが全国に広まったと言われています。


 ソメイヨシノから多くの品種が生まれています。これは帝吉野(みかどよしの)です。


 天城吉野(あまぎよしの)。先月四国で多く見かけた陽春桜@サトザクラはこの天城桜と寒緋桜の交配から生まれた園芸種です。


 三島桜(みしまざくら)。


 山越(やまこし)。これらのソメイヨシノの品種は研究過程や実生から作られたといわれています。


 日本の桜の野生種の一つのヤマザクラ(山桜)。赤みがかった若葉とともに開花します。


 オオヤマザクラ(大山桜)。野生種の桜でヤマザクラに比べて花や葉が大きい。


 野生種のサクラの一種で、伊豆大島などに多く自生するオオシマザクラ(大島桜)。


 紫桜(ムラサキザクラ)@サトザクラ。薄い赤紫の桜の花です。


 ベニシダレ。エドヒガンの枝垂れ品種です。何年前に植えられたばかりですが、順調に生育しているようです。後方の建設中の白い建物は今秋にオープン予定の大温室です。今、急ピッチで工事が進んでいます。

 園内では、サクラのほかにもいろんな花々、鮮やかな新緑などで美しい春の景観が広がっていました。多くの写真をアップしています。
    …> 季節のスケッチ(2019年4月)



| | コメント (0)

2019年3月22日 (金)

コブシ、シダレザクラ、シナミズキなど、いよいよ百花繚乱の季節到来

 春分の日(3/21)の前後、小石川植物園を回ってきました。コブシ、シダレザクラ、マメザクラ、シナミズキなど色とりどりに木々の花々が春空に咲き出し、まさに百花繚乱の季節到来といった感じでした。春の野の花もカタクリ、ニリンソウ、ハナニラ、スミレなどが草むらや林地に一斉に咲き広がってきました。
 
Image8
Image9
 ソメイヨシノ(染井吉野)の桜並木の様子です。一見するとまだ開花前ですが、近づいてみるといよいよ数輪の花が咲き出していました。満開は月末頃と思われます。
 
Image10
 ソメイヨシノに先んじて、オオシマザクラの寒咲大島(白)やマメザクラの早春桜(ピンク)の桜が見頃になっていました。後方で黄色に輝いているのはシナミズキ(支那水木;マンサク科トサミズキ属)です。園内は色とりどりの華やかな佇まいになってきました。
 
Image11
 寒咲大島@オオシマザクラ。
 
Image12
 早春桜@マメザクラ。
 
Image13
 シナミズキ(支那水木;マンサク科トサミズキ属)。
 
Image14
 シダレザクラ(枝垂桜)も青空に咲き広がって美しく枝垂れていました。林の奥の方に生えているので、気がつかない人も多いようです。
 
Image15
 北国の春を連想させるコブシ(辛夷;モクレン科モクレン属)。満開になっていて、無数の白い花が春空を覆いつくさんばかりの迫力ある風景です。
 
Image16
 この時期になると、園内の草むらや林地などで所狭しと多くの野の花が一斉に咲き出し、賑やかになります。これは代表的なスプリング・エフェメラルカタクリ(ユリ科カタクリ属)の花が園内で咲き出しました。まるで森の妖精たちが遊んでいるかのようです。
 
Image17
 やはりスプリング・エフェメラルニリンソウ(二輪草;キンポウゲ科イチリンソウ属)。メタセコイア林近くの群生地に咲き始めました。
 
Image18
 ハナニラ(花韮;ヒガンバナ科ハナニラ属)の白い花。園内の所々に群生しています。
 
Image19_1
 スミレ(菫;スミレ科スミレ属)の花もあちこちで見かけました。これはコスミレ(小菫)。
 
Image20
 タチツボスミレ(立坪菫)。日当たりのよい道端や草原、林地などに普通に見られます。
 
Image21
 バイモ(貝母;ユリ科バイモ属)がメタセコイア林の近くで群生しています。花びらの内側が網目模様になっていることから、編笠百合の別名があります。
 
Image22_1
 ホトケノザ(仏の座;シソ科オドリコソウ属)が群生して咲いていました。葉の様子が仏像の蓮座を連想させます。
 
Image23
 オオアラセイトウ(大紫羅欄花;アブラナ科オオアラセイトウ属)。諸葛菜、紫花菜とも呼ばれます。
 
 上記以外にも、多くの写真をアップしています。
    …> 季節のスケッチ(2019年3月)

| | コメント (0)

より以前の記事一覧