小石川植物園

2019年4月18日 (木)

サクラ満開の後はしっとりと美しく彩られた新緑の世界



 4月中旬の小石川植物園を回ってきました。あの華やいだサクラ満開の時期がいつの間にか過ぎてしまいましたが、この頃になると、園内はあざやかな新緑が広がり、ツツジ、サトザクラ、ハナミズキなどの色づいた花々がしっとりと美しい彩りを添えていました。


    (満開の桜並木)4/2

    (サクラが散った桜並木)4/18
 ソメイヨシノ並木。4月初旬の満開(上図)からまだ2週間ほどですが、すっかり花が散って(下図)人出が少なくなってしまいました。


 ソメイヨシノは散ってしまいましたが、まだ咲いている桜の花があります。これは一葉(いちよう)@サトザクラ。


 珍しい緑色の花を付けるの仁科蔵王@サトザクラ。


 ツツジ園では色づきが進んでいます。これはカラフルなツツジ園から見た大イチョウ、ウルムス・プロセアなどの眺望です。木々の新緑と美しいツツジの花がコラボしています。


 ツツジ園以外にも植物園の散策路の所々に色あざやかなツツジが配置されています。美しい季節の到来に心が躍ります。


 林地の奥の方で北米原産の落葉高木ハナミズキ(花水木; ミズキ科ミズキ属)の赤花、白花が咲き出していました。ハナミズキは、最近では各地の街路樹にもよく用いられます。また郷里の東根市では市の花になっています。


 これ以外にも満開になった木々を見かけました。これはアメリカアサガラ(アメリカ麻殻;エゴノキ科アメリカアサガラ属)。多くの小さな鐘状の花が空間を覆っていました。


 うっそうと生い茂ったトキワマンサク(常磐万作;マンサク科トキワマンサク属)の大木。木枝の花が満開になっていました。


 園内では、日々新緑の世界が広がっています。イロハモミジの小径が新緑のトンネルになってきました。右隣の大温室の工事も進んでいます。


 本州、四国、九州に分布し、山地に生育する落葉高木のイヌザクラ(犬桜;バラ科サクラ属ウワミズザクラ亜属)の大樹が新緑に覆われてきました。


 ミズキ(水木; ミズキ科ミズキ属)。4月初旬の頃と比べ、かなり新葉が増えてきました。


 園入口の所に生えるシナユリノキ(支那百合の木;モクレン科ユリノキ属)の新緑。


 ヒトツバタゴ(モクセイ科ヒトツバタゴ属)。来月になると、高木の全体が白雪に覆われたように満開になります。その様からナンジャモンジャの異名があります。


 メタセコイア(ヒノキ科メタセコイア属、別名アケボノスギ)。凛として天に伸びるような見事な樹形が目を引きます。冬木立の時期を終え、ようやく新緑が吹き出してきました。


 次々に野の花が咲き出してきています。これはウラシマソウ(浦島草;サトイモ科テンナンショウ属)。花姿の形状がまるで浦島太郎が釣り糸を垂らしているかのようです。先月、四国で出会ったムサシアブミユキモチソウと同属。


 日当たりのよい山野に生える常緑の多年草のホタルカズラ(蛍蔓;ムラサキ科ムラサキ属)の薄紫色の花が、ニュートンのリンゴの木の根元に咲いていました。中央の白い星形が蛍の光のようです。


 エビネ(海老根;ラン科エビネ属)。地上性のランでジエビネ、ヤブエビネとも呼ばれます。本館近くの花畑に生えていました。


 園内の草むらでは至るところで春の野の花が咲き広がっています。これはタンポポ(蒲公英;キク科タンポポ属)&オオアマナ(大甘菜;キジカクシ科オオアマナ属)です。


 オオアラセイトウ(アブラナ科オオアラセイトウ属)&ニリンソウ(二輪草;キンポウゲ科イチリンソウ属)。


 シャガ(著莪;アヤメ科アヤメ属)。


  このほかにも新緑の中で美しい春の景観が広がっていました。多くの写真をアップしています。
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2019年4月 2日 (火)

4月に入り青空の下の小石川植物園はサクラ満開



 4/2の小石川植物園は休園明けです。天気も良く桜満開とあって午前中から多くの入園者で賑わっていました。園内では桜並木のソメイヨシノを始め、オオシマザクラ、ヤマザクラ、サトザクラなど様々な桜が満開になって咲き誇っていました。さらにいろんな花々、鮮やかな新緑など美しい春の季節の到来です。


 春の桜といえばソメイヨシノが話題になります。植物園の桜並木に立ち並ぶサクラの木もソメイヨシノです。


 ソメイヨシノは圧倒的なボリュームの優雅な桜色の花が木全体を覆い、春の青空の中に美しく広がっていきます。まさにソメイヨシノは桜の中で王者の風格を有しています。


 園内では桜並木を始め、散歩道の所々で満開のソメイヨシノを楽しむことができます。


 ソメイヨシノはオオシマザクラとエドヒガンとの交雑種です。江戸時代の染井村(現在の豊島区駒込付近)の植木屋さんが作り出したもので、これが全国に広まったと言われています。


 ソメイヨシノから多くの品種が生まれています。これは帝吉野(みかどよしの)です。


 天城吉野(あまぎよしの)。先月四国で多く見かけた陽春桜@サトザクラはこの天城桜と寒緋桜の交配から生まれた園芸種です。


 三島桜(みしまざくら)。


 山越(やまこし)。これらのソメイヨシノの品種は研究過程や実生から作られたといわれています。


 日本の桜の野生種の一つのヤマザクラ(山桜)。赤みがかった若葉とともに開花します。


 オオヤマザクラ(大山桜)。野生種の桜でヤマザクラに比べて花や葉が大きい。


 野生種のサクラの一種で、伊豆大島などに多く自生するオオシマザクラ(大島桜)。


 紫桜(ムラサキザクラ)@サトザクラ。薄い赤紫の桜の花です。


 ベニシダレ。エドヒガンの枝垂れ品種です。何年前に植えられたばかりですが、順調に生育しているようです。後方の建設中の白い建物は今秋にオープン予定の大温室です。今、急ピッチで工事が進んでいます。

 園内では、サクラのほかにもいろんな花々、鮮やかな新緑などで美しい春の景観が広がっていました。多くの写真をアップしています。
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2019年3月22日 (金)

コブシ、シダレザクラ、シナミズキなど、いよいよ百花繚乱の季節到来

 春分の日(3/21)の前後、小石川植物園を回ってきました。コブシ、シダレザクラ、マメザクラ、シナミズキなど色とりどりに木々の花々が春空に咲き出し、まさに百花繚乱の季節到来といった感じでした。春の野の花もカタクリ、ニリンソウ、ハナニラ、スミレなどが草むらや林地に一斉に咲き広がってきました。
 
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 ソメイヨシノ(染井吉野)の桜並木の様子です。一見するとまだ開花前ですが、近づいてみるといよいよ数輪の花が咲き出していました。満開は月末頃と思われます。
 
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 ソメイヨシノに先んじて、オオシマザクラの寒咲大島(白)やマメザクラの早春桜(ピンク)の桜が見頃になっていました。後方で黄色に輝いているのはシナミズキ(支那水木;マンサク科トサミズキ属)です。園内は色とりどりの華やかな佇まいになってきました。
 
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 寒咲大島@オオシマザクラ。
 
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 早春桜@マメザクラ。
 
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 シナミズキ(支那水木;マンサク科トサミズキ属)。
 
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 シダレザクラ(枝垂桜)も青空に咲き広がって美しく枝垂れていました。林の奥の方に生えているので、気がつかない人も多いようです。
 
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 北国の春を連想させるコブシ(辛夷;モクレン科モクレン属)。満開になっていて、無数の白い花が春空を覆いつくさんばかりの迫力ある風景です。
 
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 この時期になると、園内の草むらや林地などで所狭しと多くの野の花が一斉に咲き出し、賑やかになります。これは代表的なスプリング・エフェメラルカタクリ(ユリ科カタクリ属)の花が園内で咲き出しました。まるで森の妖精たちが遊んでいるかのようです。
 
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 やはりスプリング・エフェメラルニリンソウ(二輪草;キンポウゲ科イチリンソウ属)。メタセコイア林近くの群生地に咲き始めました。
 
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 ハナニラ(花韮;ヒガンバナ科ハナニラ属)の白い花。園内の所々に群生しています。
 
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 スミレ(菫;スミレ科スミレ属)の花もあちこちで見かけました。これはコスミレ(小菫)。
 
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 タチツボスミレ(立坪菫)。日当たりのよい道端や草原、林地などに普通に見られます。
 
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 バイモ(貝母;ユリ科バイモ属)がメタセコイア林の近くで群生しています。花びらの内側が網目模様になっていることから、編笠百合の別名があります。
 
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 ホトケノザ(仏の座;シソ科オドリコソウ属)が群生して咲いていました。葉の様子が仏像の蓮座を連想させます。
 
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 オオアラセイトウ(大紫羅欄花;アブラナ科オオアラセイトウ属)。諸葛菜、紫花菜とも呼ばれます。
 
 上記以外にも、多くの写真をアップしています。
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2019年3月 8日 (金)

3月上旬、黄金色のサンシュユの花や赤紫色のカンヒザクラの花が咲き出す


 3月上旬は三寒四温といわれるように、目まぐるしく天気が変わりますが、気温が上がる晴れの日の小石川植物園は、格好の散歩道になります。この時期、園内では黄金色のサンシュユの花や赤紫色のカンヒザクラの花が咲き出してきました。また、草むらの野の花も次第に賑やかになってきました。


 小石川植物園の巨木ゾーンの奥の林地の一角が黄金色に輝き出しました。サンシュユ(山茱萸;ミズキ科ミズキ属)の花が満開になってきました。小さな黄金色の花が点々と木枝の至るところから吹き出しています。


 沖縄に自生する赤紫色の濃い原色のカンヒザクラ(寒緋桜)が見事に満開になっていました。なお、東京のソメイヨシノは3/21開花、3/29満開との予報が出ました。もうすぐです。


 薬草園の周りでひそやかな落ち着いた感じのシナミザクラ(支那実桜)が咲き出して満開になっていました。サクラの近縁種です。中国原産で実が食用になるので。カラミザクラ(唐実桜)の別名があります。中国では桜桃と呼ばれます。


 トサミズキ(土佐水木;マンサク科トサミズキ属)。高知県原産で、蛇紋岩地帯や石灰岩地帯などに生育します。無数の黄緑色の小さな花が青空に広がっています。


 新発見の花もありました。サイコプシス・シネンシス(Sycopsis sinensis;マンサク科)の花が咲いていると教えてもらい、日本庭園の大イチョウの近くの塀沿いに生えている高木に近づいてみると、確かに少し暗めのオレンジ色の花が盛んに咲いていました。周りの歩道からも見えるような場所です。和名はまだ付いていないとのことです。


 中国原産のホンコンドウダン(香港満天星;ツツジ科ドウダンツツジ属)の蝋細工のように釣り下がる釣鐘形の花です。ピンクと白の色合いが美しく、ピンクシャンデリアが流通名。


 北海道から本州の山野に自生する落葉低木のウグイスカグラ(鶯神楽;スイカズラ科スイカズラ属)。細いロート型で先が5裂する可憐な花が咲いていました。小さくかわいらしい感じの花です。


 3月上旬の啓蟄の頃になると、地上に顔を出す春の野の花が増えてきます。これはスプリング・エフェメラルのフクジュソウ(福寿草;キンポウゲ科フクジュソウ属)の黄金色の花です。


 フクジュソウの隣にミチノクフクジュソウの花が咲いていました。ミチノクといっても東北地方だけでなく、本州から九州に分布。萼片は淡色で花弁より半分くらい短いのが特徴です。


 先月咲き出したユキワリイチゲ(雪割一華;キンポウゲ科イチリンソウ属)。可憐な白い花の数がだいぶ増えてきました。やはりスプリング・エフェメラルの仲間。


 散歩径の草むらでひっそりと可憐に咲くスプリング・エフェメラルの仲間のアマナ(甘菜;ユリ科アマナ属)の花。数輪だけ咲いています。


 星くずのように可憐な青い小さな花のオオイヌノフグリ(オオバコ科クワガタソウ属)。草むら一面に咲き広がってきました。


 タチイヌノフグリ(オオバコ科クワガタソウ属)。オオイヌノフグリやコゴメイヌノフグリと同属で、茎が少し長めです。花の形はオオイヌノフグリとそっくりです。


 ハナニラ(花韮;ヒガンバナ科ハナニラ属)の清楚な白い花が、オオイヌノフグリの青い花に交じって咲き出しました。花の形からセイヨウアマナとも呼ばれます。


 ヒメオドリコソウ(姫踊り子草;シソ科)の花が咲き出しました。花の形が踊り子に似ています。全国の道端や空地、畑などのどこでも見られるありふれた野草です。


 ミチタネツケバナ(道種漬花;アブラナ科タネツケバナ属)。欧州から東アジアに分布する帰化植物。茎には葉がほとんど付かず、根生葉がロゼットをつくっています。


 常緑多年草のヤマアイ(山藍;トウダイグサ科ヤマアイ属)。林地の草むらに群生しています。古来から栽培され、濃い青色の染色用に用いられてきました。


 これ以外にも、いろんな写真をアップしています。
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2019年2月20日 (水)

春の妖精のユキワリイチゲ、アマナ、フクジュソウが雨水の頃に咲き出す


 24節気の雨水の頃の2月下旬 (2/20) 、気温も上がり春めいてきた小石川植物園を散策してきました。園内では春の妖精のユキワリイチゲ、アマナ、フクジュソウが咲き出しました。また、芳香広がる梅林では相当数の梅の花が開花し、賑やかになってきました。


 春の陽光の下、日本庭園の大芝生では保育園の子供たちが楽しそうに遊んでいました。



 春の妖精(スプリング・エフェメラル)の一つ、ユキワリイチゲ(雪割一華;キンポウゲ科 イチリンソウ属)が園内の群生地で咲き出してきました。


 散策路の道ばたでひっそりと可憐に咲くアマナ(甘菜;ユリ科アマナ属)の花を数輪見つけました。アマナも春の妖精の仲間です。小さなチューリップのようです。


 やはり春の妖精の一つ、フクジュソウ(福寿草;キンポウゲ科フクジュソウ属)の花が黄金色に輝いていました。


 草むらでハコベの花を見つけました。春の七草のハコベ(繁縷;ナデシコ科ハコベ属)は、島崎藤村の千曲川旅情の詩にも登場します。「小諸なる古城のほとり 雲白く遊子悲しむ 緑なすはこべは萌えず ……」


 数多くの品種の梅の木が生えている梅林の風景です。新年からポツポツと咲き出しましたが、この頃には相当数の梅の花が開花し、かなり賑やかになってきました。いい香りが漂っています。


 2月上旬から咲き出した五節の舞(ごせちのまい)。梅林の中で最も盛んに咲いています。


 新たに咲き出したいろんな梅の品種を紹介します。これは白加賀(しろかが)。


 道知辺(みちしるべ)。


 蘇芳梅(すおうばい)。


 古郷の錦(こうきょうのにしき)。


 シナマンサクに続き、アテツマンサク(阿哲満作;マンサク科マンサク属)の花が咲き出しました。和名は最初に発見された岡山県阿哲地方にちなんでいます。


 常緑低木のジャノメエリカ(蛇の目エリカ;ツツジ科エリカ属)。園内の本館の周りでピンクの壺型の花を多数つけていました。一つ一つの花が蛇の目のようです。


 植物園の周りの歩道に沿っていろんなツバキの花が植えられています。散策する人が楽しむことができるように配置されています。


 これ以外にも、いろんな写真をアップしています。
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2019年2月 3日 (日)

立春の頃の小石川植物園、シナマンサクや梅の花



 2月初旬の立春目前の頃(2/3)、小石川植物園を回ってきました。穏やかな青空が広がり、気分的にも春到来が間近な感覚になります。園内ではこの時期にふさわしく黄金色のシナマンサクの花が咲き出し、梅林の紅白のウメの花も全体の2~3割が開花といった感じでした。


 かつての小石川養生所で使われていた古井戸や後方にそびえ立つ威風堂々の巨木クスノキ(常緑樹)の風景です。


 日本庭園の梅林は全体の2~3割の梅が開花といった感じでした。梅林にはいろんな品種の梅の木が生えていて、これから3月いっぱい香り豊かな梅の花を楽しむことができます。


 梅林ではいろんな梅の花を見かけました。これは五節の舞(ごせちのまい)という名が付いた品種の梅の花。


 未開紅(みかいこう)。


 甲州最小(こうしゅうさいしょう)。この梅の品種は初めて見ました。最近植えられたものでしょうか。



 園入口すぐのところに生えるシナマンサク(支那満作;マンサク科マンサク属)の花がようやく咲き始めました。青空の下のふわふわと舞うような黄色の花びらが特徴的です。マンサクという和名は、春にまず咲くことに由来します。


 常緑樹の木々の木立の風景です。これはヒマラヤウラジロガシ(ブナ科コナラ属)。ヒマラヤ地方原産の常緑高木。下から見上げると雄大です。


 古井戸近くにそびえ立つ巨木のクスノキ(楠木;クスノキ科ニッケイ属)。下から見上げるとうっそうと葉が茂っています。4月頃に若葉に入れ替わります。


 常緑高木のタブノキ(椨;クスノキ科タブノキ属)。東北地方から九州・沖縄の森林に分布し、とくに海岸近くに多い。葉に覆われた木枝の中をよく見ると、花芽が出ていました。初夏に地味な花を付けます。

 これ以外にも、いろんな写真をアップしています。
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2019年1月18日 (金)

新春の冬空の下、小石川植物園に梅の花が咲き出す



 年が明け、カラカラに乾燥した冬空が続いています。この日(1/18)も好天の小石川植物園を回ってきました。梅園に近づいてみると白梅や紅梅がポツポツと咲き出していて、かすかに梅の香が漂っていました。また、年末から新年早々に開花した寒桜や蝋梅も、花の数が増え賑やかになってきました。


 ソメイヨシノの桜並木は人出もなく静かなたたずまいでした。春には花見客でにぎわい、秋には美しい黄葉を楽しむことができます。


 年末に開花した古井戸近くのカンザクラ(寒桜)は三分咲きといったところです。台風などの影響で木枝がだいぶ少なくなってしまいました。




 園入口の付近に何株ものロウバイ(蝋梅;ロウバイ科ロウバイ属)の木がまとまって生えています。新年早々開花し、だいぶ賑やかになってきました。迎春花のロウバイの花は蝋細工のような美しいな花で、いい香りがします。上からロウバイ、ソシンロウバイ、ウンナンロウバイとなります。




 園内の日本庭園ゾーンに位置する梅林の風景です。まだパラパラといった感じですが、白梅の長寿、紅梅の扇流しなど、今年も開花が始まりました。


 散策路の所々にひっそりと咲くヤブツバキ(藪椿)を見かけました。この時期、青空に和風の真紅の花がよく似合います。ヤブツバキは日本のツバキの原種で東北以西の暖地に生育します。


 1月上旬(1/8)に紹介していなかったいろんな木々の冬木立をの姿を撮ってきました。これは晩秋に真赤に輝くメグスリノキ(ムクロジ科カエデ属)の冬木立です。


 ヒトツバタゴ(モクセイ科ヒトツバタゴ属)の冬木立。初夏の満開時には、まるで白い粉雪で覆われているような光景になり、ナンジャモンジャの異名があります。


 これ以外にも、いろんな冬木立などの写真をアップしています。
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2019年1月 8日 (火)

新年の小石川植物園、青空に映える冬木立



 新年早々、小石川植物園を訪れてきました。園内ではスズカケノキ、ユリノキ、メタセコイアなどのいろんな巨木・高木の見事な冬木立がくっきりと青空に映えていました。これから冬木立→新緑→若葉→万緑→夏木立→紅葉の新たな自然の営みの巡りが始動します。また、ロウバイやスイセンなどの新年の花々も咲き出していました。


 園内にはいろいろな落葉樹の巨木、高木が立ち並んでいますが、この頃はすっかり落葉した冬木立の雄姿を見ることができます。冬木立はまるで樹木の素顔のようです。上図はモミジバスズカケノキ(スズカケノキ科スズカケノキ属)の見事な冬木立です。この後 新緑夏木立紅葉 と巡っていきます。


 ユリノキ(百合の木;モクレン科ユリノキ属)の冬木立です。木枝を目を凝らして見ると、花の名残(右)が少し残っています。台風で折れた木枝も分かります。新緑初夏の花緑衣紅葉


 精子発見のイチョウの木に隣接するニレ科のウルムス・プロセアの大樹の冬木立。万緑黄葉 と移ろいます。



 園入口から日本庭園の方へ少し進むと、天空めざして伸びるような見事な樹形のメタセコイア林が目に飛び込んできます。見る方向によってさまざまな構図の冬木立の風景になります。上図は正面の写真、下図は真下からの写真になります。新緑万緑夏木立褐色の紅葉 の季節の移り変わりを楽しむことが出来ます。


 花の少ない時期ですが、それでもいろんな新年の花々が咲いていました。これは年明け早々に咲き出す迎春花のロウバイ(ロウバイ科ロウバイ属)です。蝋細工のような綺麗な花を咲かせます。


 野の花々も見かけました。白く清楚な感じのスイセン(水仙;ヒガンバナ科スイセン属)の花。


 草むらのオオキバナカタバミ(大黄花片喰;カタバミ科カタバミ属)の群生地。花がポツポツと咲き出していました。


 日本庭園の池の周辺に映えるマユミ(ニシキギ科ニシキギ属)。果実の殻がまるでピンク色の花のように見えます。


 正月に似合う赤い木の実が、やはり日本庭園の池の周辺のコトネアスター(バラ科コトネアスター属)の一種の樹木に付いていました。初夏には白い花を咲かせます。


 この他にもいろんな風景写真があります。
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2019年1月 1日 (火)

わが家から神々しい初日を拝む



 今年も、わが家のベランダから新年の初日を拝むことが出来ました。元日の東京の日の出時刻は6時51分となっていますが、ここでは7時20分頃に街の地平線から日が昇ってきます。上空に少しかかっていた雲を押し出すような神々しい初日の出でした。


 左側にポツンと立っている建造物は東京スカイツリーになります。武蔵の国(東京)にちなんだ高さ634mの電波塔・観光施設で、約7年前の2012年5月に開業しました。開業1年前に625㎡に達したところで東日本大震災に遭遇しましたが、塔構造体への被害がなく、建設技術水準の高さが示されました。


 南側の小石川植物園の後方に建つマンションから初日の照り返しです。まるで2つ目の太陽のようです。新年のこの時刻にだけ見られる貴重な光景です。


 初日が昇るにつれ、陽光が植物園内に徐々に広がっていきます。今年もまた、植物たちの季節の営みが巡っていきます。→ 四季の植物


 園内のツバキやミカンの木々にも初日の光が差し込んできました。


 昼前の温室のリニューアル工事の様子です。ベランダから確認できます。工事開始後に遺跡が発掘され、その保存のため工事の完成がだいぶ遅れていましたが、この夏頃に完成予定とのこと。


 昼過ぎに初詣です。いつもわが家では近所の名刹傳通院に出かけることにしています。傳通院は徳川家とゆかりが深い寺院で、家康の生母の於大の方や孫娘の千姫の墓所が置かれています。


 傳通院の立派な山門です。かつての元々の山門は第2次世界大戦の戦火で消失しましたが、2012年3月に再建されました。


 初詣のアト、近くの東京大学の本郷キャンパスに立ち寄り、構内を散策してきました。イチョウ並木の奥は安田講堂です。先月はイチョウの黄葉で黄金色に輝いていましたが、来月の大学受験期を控えたこの時期、静かな佇まいでした。


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2018年12月18日 (火)

小石川植物園の平成最後の残紅葉 



 いよいよ30年にわたる平成年間が終えようとしています。晴れ上がって穏やかな12月中旬、小石川植物園を訪れ、本年最後のまだ残る紅葉の風景を楽しんできました。


 ソメイヨシノ並木はすっかり落葉していました。後方に赤色や黄色のイロハモミジの紅葉が少し残っていました。


 イロハモミジの小径の紅葉は色あせてきました。手前のオオシマザクラにわずかばかりの黄葉が付いています。


 イロハモミジは真赤に色づく紅葉の最盛期が過ぎたものの、園内の各所で年最後に輝く残紅葉を見ることができました。


 小さな池の周りではサクラの黄葉とイロハモミジの紅葉のコラボの風景を見かけました。


 園内の高木・大樹の木々にまだいろんな紅葉・黄葉が残っていました。これはオオヤマザクラ(大山桜)の大樹で、橙色に輝いていました。


 樹下から見上げるミズキ(水木; ミズキ科ミズキ属)の大樹。黄葉がかなり残っています。


 メタセコイア林に隣接するコナラ(小楢;ブナ科コナラ属)の高木です。陽光を受け褐色に輝いていました。


 園入口に近くに林立するメタセコイア林です。もうすぐ凛とした冬木立になります。


 この日は。これ以外にもいろんな木々の残紅葉や色とりどりの木の実を楽しむことができました。

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