盛夏の小石川植物園、見ごたえある深緑の夏木立
盛夏の小石川植物園を訪れると、深緑の緑衣をまとった見事な夏木立に圧倒されます。先月のものも含めて園内の夏木立を紹介します。

まずは、8月の夏木立です。これはイイギリ(飯桐;ヤナギ科)の高木です。秋になると、真赤な房状の実が至る所にぶら下がるようになります。

樹皮が少なく幹が白いスベスベのサルスベリ(ミソハギ科)ですが、立派な緑衣をまとっています。

山地に生える落葉高木ハリギリ(針桐;ウコギ科)も青々と葉を茂らせています。

ハート型に似た円形の葉が特徴カツラ(桂;カツラ科)の高木です。落葉は独特の甘い香りを呈します。

次に7月の夏木立。これはソメイヨシノの並木です。サクラの時期とは様変わり。日差しを遮り緑風を運んでくれる落ち着いた憩いの空間になっています。

植物園の主のようなクスノキの巨木もうっそうと葉が茂っています。クスノキは常緑樹ですが、春に新葉がでます。

巨木ユリノキ(モクレン科)の緑葉がびっしりと天空を覆っています。晩秋から冬にかけて落葉するとユリやチューリップに似た花の名残が残ります。

巨木モミジバスズカケノキ(スズカケノキ科)の緑衣です。スズカケノキとアメリカスズカケノキとの交配種。

5月にはまだ若葉の装いだったナツボダイジュ(夏菩提樹;アオイ科) の大樹が青々とした葉を茂らせていました。
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コメント
さるすべりに芙蓉とくればもう夏ですね。今年は天気が不安定なので、週末に晴れていないとみれませんが、是非見てみたいです。
先日NYに旅行してきましたが、やはり日本の自然の美しさには心を癒されます。
投稿: やその | 2009年8月11日 (火) 14時05分
やそのさん、いつもコメント有り難うございます。旧東京医学校の赤い建物の前のサルスベリは見応えがあります。猛暑の青空の下で真紅色の花がたわわに咲く風景を今年もみたいですね。NYの写真もご紹介下さい。
投稿: KEIMA | 2009年8月13日 (木) 16時19分