春の彼岸を目前に花々が一斉開花
早いもので啓蟄が過ぎ、春の彼岸が近づいてきました。連日のぽかぽか陽気もあって、小石川植物園内はいろんな花々が一斉に開花してきました。

園内のパノラマ写真です。中央の早春桜が満開になっています。左はクスノキの巨木、右はニレの高木、精子発見のイチョウの木と続きます。

ソメイヨシノの開花を前に、安行寒緋(サトザクラの一品種)がまさに満開を迎えていました。うすピンク色の花が青空を埋め尽くし、壮観でした。

サンシュユ(山茱萸;マンサク科)の木枝からは、小さな黄金色の花が次々と吹き出していました。サンシュユの木は梅園内にもあって、紅梅、白梅と相まって赤白黄の三重奏のキャンバスのようです。

春を告げる無数の小さなコブシ(辛夷;モクレン科)の白い花が高い樹上に咲いていました。コブシの花を見ると、「北国の春」が歌が想い出され、春の訪れの歓びを感じます。

山野に群生するカタクリ(片栗;ユリ科)の花が植物園にも自生しています。今日は草地でカタクリの花を数輪見つけました。まるで春の陽光の下で森の妖精のような花です。これから近隣に数多く咲き出してきます。
…> 季節のスケッチ (22年3月)
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