夏日の大型連休、北関東の花めぐりへ
今年の大型連休は4月29日から5月5日まで1週間ありましたが、珍しくずっと夏日の晴天が続き、最終日の5月5日は何と真夏日になりました。高速料金がまだ1000円上限ということで道路の大渋滞が予想されたので、今年は初めてのバスツァーに参加しました。確かに道路は渋滞していますが、自分の運転が不要で、眠っていればいいので楽々旅行でした。
今回のバスツァーは日帰りの花めぐりコースで、館林つつじまつり→龍真寺の牡丹庭園→足利フラワーパークの大藤トンネルの順に回ってきました。

まず最初は館林市のつつじが岡公園に到着。ここは江戸時代からツツジの名所で、樹齢800年を超えるヤマツツジをはじめ、約1万株が咲き誇る公園で、ちょうど見ごろを迎え美しい風景でした。ただ夏日の下、大勢の観光客で大混雑していて、散策路の移動も思うにまかせず、少々ゲンナリしてしまいました。

つつじが岡公園の次の目的地は、桐生市の龍真寺ぼたん園です。江戸時代に開山、聖観世音菩薩を本尊とした曹洞宗寺院で、関東エリアの花の咲く寺として有名ですが、少し交通不便な所にあるせいか、人出が多くなく落ち着いたただずまいを見せていました。

龍真寺に造られた牡丹庭園には約2500株の牡丹の花がちょうど満開の時期で、赤やピンクの花はもちろんのこと、珍しい黒牡丹の花も咲いていました。牡丹の花以外にも、ヤマブキソウ、イチリンソウ、シラユキゲシなどの山野草も咲き乱れていて、まさに時を超えてたたずむ牡丹の寺の趣でした。初めて訪れましたが、しっとりと落ち着いていて、この時期のオススメポイントです。

最後に回った観光地は、大藤トンネルで有名な足利フラワーパークでした。フラワーパークも大勢の人出でしたが、実に広大な園内で動線もしっかりと設計されていますので、混雑感はさほどありませんでした。ヤマフジの他にも色とりどりのツツジの花も咲き競っていて全体として本当に美しい花のコラボレーションの世界を醸し出していました。

フラワーパークには、美しい草花も咲いています。チューリップ、ポピー、マーガレット、パンジー、アルメリア等々いたる所が花園でした。かつて秋の時期に入園したことがありましたが、この時は秋バラ、熱帯スイレン、ブルーセージなどが咲いていて、また別の美しい世界がありました。ここもオススメのポイントです。
…> 季節のスケッチ (22年5月 北関東)
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