晩秋に輝く郷里の紅葉
11月中旬に訪れた郷里の東根にはまだ錦秋の秋が残っていました。地元の人によれば、今年は猛暑の期間が長く、その後の秋の冷え込みが不十分なため、紅葉の色づきがあまり良くないとのこと。それでも十分に紅葉を楽しんできました。

東根市民の憩いの場となっている堂の前公園も紅葉風景です。この静かな湖面の周りには桜の木が植えられていて、春には花見客で賑わいますが、この時期はひっそりとしています。しかしながら、湖面から後背の山地まで続く錦秋模様は見事でした。

公園の湖の周りは格好の散歩道に成っています。真っ赤に紅葉したモミジの木や黄金色に輝くイチョウの木も植えられています。一周しても10分位ですので、楽々散歩です。

堂の前公園の近くの小学校校庭にそびえる日本一の大ケヤキです。樹齢千年を超すとみられ、高さ約28mで日本最大。この大ケヤキは、今でも昔と変わらず東根小学校の校庭に悠然とかつ凛々しくそびえています。この季節には黄葉に染まった大樹が秋空いっぱいに広がり壮観です。

市内を流れる白水川の堤防に沿った桜並木も黄葉に染まっていました。白水川は生家からすぐ近くにあったので、この堤防は子ども時分の日常の遊び場でした。そして春には満開の桜の下に屋台の店が立ち並び、ここで団子を頬張るのが楽しみでした。懐かしい思い出です。
…> 季節のスケッチ (22年11月)
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