大震災から4ヶ月、梅雨が明け猛暑到来です
東日本大震災は、明日の11日で発生から4ヶ月になりますが、本格的な復興への道筋は依然として不透明な状況が続いています。
全国各地の避難者は約10万人に上り、このうち約2万4千人が避難所生活を続けているとのことです。被災地では、瓦礫の6割が手つかずになっていたり、廃棄物になった魚介類の腐敗が進み、異臭が漂っているなど厳しい状況です。また、政治の迷走もあって、各地の定期点検中の原発再稼働の見通しが立たなくなっていて、今後の我が国全体の電力供給にも赤信号が灯りはじめました。経済回復を目指す企業活動にも深刻な影響を与えかねません。
安定した信頼しうる体制の下に、一刻も早く復旧・復興に向けた回復の歩みが確実に進展することを切望します。

(20011/7/10 9:00 天気図(日本気象協会))
さて昨日の9日、気象庁から「関東甲信・北陸・九州北部で梅雨明けしたとみられる」との発表がありました。東京地方が7月上旬に梅雨明けしたのは、10年ぶりとのことです。これで、東北地方を除いてすべての地域が梅雨明けしたことになります。天気図を見ても、太平洋高気圧が列島を覆い、前線が北方に追い上げられています。これからは、本格的な暑い夏が続くことになりますが、早くも秋の涼風が待ち遠しい気持ちです。

梅雨が明けたこともあって、この週末は大変な猛暑でした。都心でも34度まで気温が上昇しました。あまりの暑さで、外出して植物園を散策することも出来ず、代わりにベランダに出て植物園の様子を撮りました。真夏の青空が広がっていますが、遠方には雷雨をもたらす入道雲も見えます。夏空の炎暑に、深緑の植物たちもいささかゲンナリしているように見えました。

これだけ暑いと、いくら節電意識はあっても家の中ではついエアコンに頼ってしまいます。東京電力管内の電力使用状況を見ると、今日の使用最大電力はピーク時供給力の86%にまで上ってきました。この前までは80%前後で推移していましたので、このような猛暑が続くと、厳しい状況も発生しかねません。体調にも留意しつつ、出来るだけ工夫して節電を続けたいものです。
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