紫陽花や花菖蒲の花々が梅雨空に似合う時候になりました
6月に入りました。先月来、「金環日食」(5月21日)や「金星の太陽面通過」(6月6日)と珍しい天体ショーが相次ぎましたが、自然の気候は比較的平穏に推移しているようです。最近では、異常気象あるいは荒れた天気を数多く目の当たりにしますので、「平穏」が一番いいことだとつくづく実感しています。九州南部では6月4日に梅雨入りが発表されました。ここ関東でもいつ梅雨入りしておかしくないような天候が続いています。
6月は紫陽花や花菖蒲のように梅雨空にしっとりと似合う花々が咲き出します。新春からの梅、サクラ、ツツジなどの季節を彩る花々は退場して主役交代となります。また、野の花と言えば、フクジュソウ、ユキワリイチゲ、カタクリ、ニリンソウなどの春の妖精たち(スプリング・エフェメラル)が地表から姿を消し、この時期は白いドクダミの花が草地を覆うようになりました。

季節のスケッチ の中に、小石川植物園の6月セレクション のコンテンツを用意し、6月に咲く木々の花や野の花(草本の花)を紹介しています。
また、年間の四季の移ろいを一覧で概観できるページ も新たに作成しアップしました。大自然の巡る季節を実感して下さい。
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