環状2号線の上の新しい都市空間:虎ノ門ヒルズ
7月に入りました。今年の梅雨は本格的で、梅雨前線が本土から南下したり戻ったりして、ぐずついた天気が続いています。平年の梅雨明け(関東甲信越)は7月21日頃とのことですが、今年はいつになるのでしょうか。梅雨明け後の夏の天気ですが、当初エルニーニョ現象が発生しているため冷夏になるとの予報がありましたが、その後予報が修正され平年並みの暑い夏になるようです。私としては、鬱陶しい梅雨が早く明け、暑い夏も早く過ぎて、一気に爽やかな秋の到来を待ち望むといった心境です。
さて、先日の日曜日(6月29日)は天気が晴れてきましたので、先日オープンしたばかりの虎ノ門ヒルズまで出かけてきました。

虎ノ門ヒルズは東京のど真ん中の港区虎ノ門にあり、2014年6月11日に開業したばかりの超高層ビルで、オフィスの他にホテル(アンダーズ東京)、住居などが入った複合施設となっています。
注目すべき点は、ビルの地下に幻のマッカーサー道路といわれる環状2号線(この付近は新橋と虎ノ門を結んでいるので「新虎通り」の愛称で呼ばれる)が走っていることです。当初からビルと道路を一体開発しているのが大きな特徴になっており、道路上に巨大な都市空間が生み出されたことになります。

虎ノ門ヒルズの真下から見上げるとさすがに高い。巨大なモニュメントです。建物の高さは247mで、都内ではは東京ミッドタウン(248m)に次ぎ2番目に高い建物だそうです。

ビルの1階から4階までが虎ノ門ヒルズの表情を彩るショップやレストランの商業店舗になっています。上方からの落下物を防止する意味もあってでしょうか大きな透明の屋根が張られています。周りは心地よい緑地が広がっています。
この日はちょうど昼時だったのですが、あいにくどのレストランも長蛇の列。結局ここでの食事を諦めて汐留でランチをしてきました。

タワー1階の車寄せロビーには、長さ約27m、5分割の巨大な油彩画のアートが展示されていました。変化する緑色をベースに様々な色彩がその上を水のように流れ、日本の四季が感じられるようになっています。

このビルのマスコットキャラクター「トラのもん」の立体模型です。あの有名な『ドラえもん』の藤子・F・不二雄プロと共同制作したとのことで、100年後からタイムマシンでやってきたネコ型ビジネスロボットという設定だそうです(誕生はドラえもんのちょうど百年前))。姿はドラえもんそっくりですがビルをイメージした白黒のトラ縞とか獣耳があります。入り口に近い吹き抜け部分に置かれていて、来館者の人気者になっていました。
…> 季節のスケッチ(26年7月)
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