5月中旬の都心の風景、忠犬ハチ公と主人の感動の再会
緑が美しい5月中旬の頃、晴れ上がっても暑さがそれほど厳しくないので、散策にいいい季節です。ということで、都心をブラブラしています。根津神社、東大本郷構内はウォーキングで回って、ランチを楽しんで大体3時間コースです。また、別の日には千鳥ヶ淵付近をブラブラしてきましたが、さすがに徒歩では無理な距離なので、近くに駐車してそこから散策になります。
(根津神社)

この日は、自宅から徒歩でまず根津神社に向かいました。徒歩15分ほどの適度な距離にあります。根津神社は今から約1900年の昔、日本武尊(やまとたけるのみこと)が千駄木の地に創祀したと伝えられる古社。将軍徳川綱吉が現在の社殿を奉建し、千駄木の旧社地より遷座したものです。この日も大勢の人が訪れていました。

境内はツツジの名所として知られていますが、残念ながら見頃が過ぎ、ツツジ祭りも終了していました。
(東京大学本郷キャンパス)

東京大学本郷キャンパスは根津神社の近くです。正門からまっすぐ進んだところにそびえ立つ安田講堂。両脇にはクスノキが見事に造作されています。

農学部構内に「上野英三郎博士とハチ公の像」が建立されていました。ハチ公没後80年にあたる本年の3月8日にこの像の除幕式が行われました。90年ぶりに再会したハチ公と上野博士(東京帝国大学農学部教授)の姿は胸を打つものがあります。

工学部構内の一角に生えているキリ(桐)の木に青紫色の花が盛んに咲いていました。桐の花を図案化した桐紋は日本国の紋章となっています。
(千鳥ヶ淵)

別の日に桜の名所の千鳥ヶ淵に行ってきました。静寂で緑美しい眺望です。4月初旬の頃、両岸にソメイヨシノが満開になる景色は壮観で、大勢の人で賑わいます。


千鳥ケ淵戦没者墓苑。第二次世界大戦の戦没者の遺骨のうち、遺族に引き渡すことができなかった遺骨が安置されています。環境省が所管する墓地公園となっています。面積1.6ヘクタールの苑内には、樹木が鬱蒼と茂り、厳かな雰囲気を醸し出しています。

墓苑に咲く木々の花も、しっとりと落ち着いた感じになっています。これはセンダン(栴檀;センダン科センダン属)の木。白い小さな花が密集して枝に付いていました。遠くから見ると、薄い雲に覆われたように見えます。センダンの冬木立には、小さなうすい黄色の実がまるで丸い団子のように枝に付くようになります。

墓苑の生け垣にシロバナブラシノキの白い花が咲いていました。ブラシノキ(フトモモ科ブラシノキ属)はオーストラリア原産の常緑小高木。花は赤花が多いのですが、白花もあります。花序全体がブラシのように見えます。
来月になると梅雨入りしますが、ハナショウブやアジサイが見頃になります。有り難いことに自然は四季折々に楽しませてくれます。



































































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