郷里での夏休み、田んぼアートを鑑賞
8月上旬夏休みを取り、郷里の東根市(山形)で子どもや孫たちと一緒に田舎の生活を満喫してきました。山形も日中は暑かったのですが、実家の近くの尾花沢市で田んぼアートを鑑賞したり、近辺の最上川、大ケヤキの写真を撮ったりと、車で各所を回ってきました。


東根市から車で30分ほど北上した尾花沢市福原地区を拠点に、小学校の生徒たちも巻き込んだ地域ぐるみの田んぼアートづくりの活動が行われていました。数年前から行われていて、今年は福原地区が尾花沢スイカの中心地であることから、スイカ太郎の絵柄(上)になっていました。くまモン(?)の図案のアート(下)もありました。6種類の稲の品種(ゆきあそび・べにあそび・紫大黒・黄大黒・青系観177号・はえぬき)を巧みに配置して色の違いを出しています。10月になるとみんなで収穫祭を行うとのこと。いいですね。

尾花沢市と隣接する大石田町付近を悠然と流れる最上川の風景です。最上川は米沢付近を源として山形、河北町、大石田町、新庄、酒田と縦走し、日本海へ通じます。江戸時代には内陸部で産出される米、紅花などを運送する重要な航路になっていて、これらの産品は日本海の酒田の地で北前船に移し替えられ上方まで運ばれました。特に紅花商人たちはこの交易で多大な利益を得て紅花大尽とも呼ばれました。
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羽州街道沿いの村山市本飯田地区に立つ尾上のマツ。樹齢は約600年といわれる端麗な姿の名木です。その美しい樹姿は羽州街道を通る参勤交代の大名行列の頃から人目を引いていたといわれます。今では、この一帯が尾上の松ドライブインとなっている。

東根小学校の校庭にそびえる、国指定特別天然記念物の大ケヤキ。東根の大ケヤキは、南北朝時代(1347年ころ)小田島長義が築いた東根城内に植栽されたものといわれています。樹齢1500年以上と推定され、樹高28m、幹周り16mと日本一のケヤキの巨木です。私たちがいつ訪れても、その雄姿に接すると勇気づけられ、元気になります。

羽州街道六田宿跡(今の東根市六田地区)の、紅花を抱えた芭蕉像。芭蕉は尾花沢から羽州街道を通って山寺に向かう途中、この地でもてなしを受け、「行く末は誰(たが)肌ふれむ紅の花」と詠んでいます。

東根市の六田地区から見た出羽三山方面(西方向)の眺望です。中央やや左後方に山頂に幾つかの雪渓を抱く山が見えますが、この山が出羽三山の一つの月山です。手前の水田はまだ青々としていますが、やがて黄金色の穂が実り10月頃には新米が収穫されます。
詳しくは、季節のスケッチ(28年8月)へ。
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