2月初旬の小石川植物園、梅の花やユキワリイチゲが咲き出す

2月初旬の立春直後 (2/5) 、好天の小石川植物園を回ってきました。春暖のような天気で心地よい青空が広がっていました。園内の梅林では紅白の梅の花が咲き出していました。また、春の妖精(スプリングエフェメラル)の仲間のユキワリイチゲやフクジュソウも春の陽光を受けて地上に顔を出してきました。

見頃の梅の花を紹介します。この白梅の品種は長寿(ちょうじゅ)です。

紅梅の黒雲(くろくも)。

ピンクがかった紅梅の八重寒紅(やえかんこう)。

勢いある紅梅の五節の舞(ごせちのまい)。

紅梅の大盃(おおさかずき)。

ピンクがかった紅梅の未開紅(みかいこう)。

桜の花も咲き出しました。これはカンザクラ(寒桜;バラ科カンヒザクラ群)の花です。古井戸の近くで、後方はクスノキの巨木。

早くもウンナンオウバイ(雲南黄梅;モクセイ科ソケイ属)の鮮やかな黄色の花がポツポツと咲き出していました。

シナマンサク(支那満作;マンサク科マンサク属)のふわふわとした黄色の花。


春の妖精(スプリングエフェメラル)の仲間のユキワリイチゲ(キンポウゲ科イチリンソウ属)を陽光の中に見つけました。例年のこの頃はようやく一輪といったところですが、今年は早くも何輪も咲き出していました。

まぶしいような黄金色のフクジュソウ(福寿草;キンポウゲ科フクジュソウ属)の花も咲いていました。フクジュソウもスプリングエフェメラルの仲間。

オオイヌノフグリ(オオバコ科クワガタソウ属)の星くずのように可憐な青い小さな花。この花も早めです。

常緑多年草のヤマアイ(山藍;トウダイグサ科ヤマアイ属)。昔から染料に用いられています。
詳しくは
…> 季節のスケッチ(2020年2月)
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