東京の樹木の風景(サンシャイン公園)
東京の街路樹・樹木めぐりが続いています。今回は久しぶりにサンシャイン60ビルに隣接する小さな森のようなサンシャイン公園(東池袋中央公園)を回ってきました。
この公園の正面入口付近に24本のラクウショウ(落羽松;ヒノキ科ヌマスギ属)が植樹されています。ラクウショウの並木は珍しく、秋には見事な紅葉の景観が見られるそうです。
ラクウショウは北米原産の落葉針葉樹で、湿地に生育し、木元が少し水につかった状態で自生することが多く、ヌマスギ(沼杉)とも呼ばれます。葉の形状はメタセコイアによく似るが、葉のつき方はメタセコイアが対生でラクウショウは互生。

この地は太平洋戦争の戦犯者が収容された巣鴨プリズンの跡地になっていて、公園の一隅に東京裁判の慰霊碑(平和の碑)がひっそりと置かれています。戦勝国による理不尽な裁判にかけられた人たちの無念さに思いを馳せ、手を合わせてきました。

慰霊碑のすぐ近くに生えるタイサンボク(泰山木;モクレン科モクレン属)の高木に純白の大きな花が点々と咲いていました。一つ一つの花が崇高な魂のようにも思えます。
詳しくは
…> 季節のスケッチ(2021年5月)
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