新年の小石川植物園、目立つ冬木立の雄姿や青々と茂る常緑樹
小石川植物園は正月明けの4日から開園です。健康維持も兼ね、新年早々に園内を回ってきました。木々の落葉が進んだ園内は、スッキリとして見晴らしが良くなっていて、高木・大樹の冬木立の雄姿や青々と茂る常緑樹が目立っていました。
(冬木立の雄姿)
スズカケノキ、ユリノキ、ケヤキなどの巨木が数多く立ち並ぶ巨木並木の風景。四季折々の風景が楽しめます。今は冬木立の雄姿が見事です。
メタセコイア林。園入口から左方に曲がって少し進むと、天空に向かって直伸するメタセコイアが林立しています。秋の褐色の紅葉がわずかに残っていますが、今や素顔の冬木立になっています。
植物園入口から真っ直ぐ坂道を上り左に曲がった所に立ち並ぶソメイヨシノの桜並木。春の満開時には大勢の人出で賑わい、緑葉や紅葉も見応えがありますが、この時期は閑散としています。
(青々と茂る常緑樹)
本州西部の太平洋側、四国、九州に広く分布する常緑高木ククスノキ(樟、楠;クスノキ科ニッケイ属)。鎮守の森の主のようにクスノキの巨木がそびえ立っています。クスノキは常緑樹ですが、5月頃に新葉と入れ替わります。
タラヨウ(多羅葉;モチノキ科モチノキ属)。静岡県以西~四国、九州に分布する常緑高木。雌雄異株ですが、雄株は負担が少ないので上方に伸びやすく、樹形が見事な三角錐になります。
タラヨウのすぐ隣にトキワマンサク(常磐満作;マンサク科トキワマンサク属)の大樹が生えています。日本、中国などが原産の常緑高木。静岡県、三重県、熊本県などに分布。絶滅危惧IB類。
4月~5月、大樹がひも状の白色、淡黄色の無数の小さな4弁花に覆われます。満開時には、まるで滝のように花が流れている感じになります。(2011年4月)
福島・新潟県〜九州の山地に生える常緑高木シラカシ(白樫;ブナ科コナラ属)。関東地方の照葉樹林帯に多くみられる。互生する厚い葉は長楕円形でつやがある。秋にはドングリの実(堅果)がつき、公園樹、庭木、防風林などに用いられる。
九州南部に自生する常緑高木シュロ(棕櫚;ヤシ科シュロ属)。ワジュロともいう。円柱形の幹が分岐せずに垂直に伸びる。幹の先端に扇状に葉柄を広げ、熊手型の葉を多数つける。南国風の雰囲気を持つことから、洋風庭園、公園などに多く用いられる。
詳しくは
…> 季節のスケッチ(2022年1月)
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