深緑に覆われた真夏の風景、サルスベリが咲き出す

今年も暑い夏の季節がやってきました。わが家のテラスから眺めると、真夏の青空の下、テーダマツやオオカナメモチなど小石川植物園内の木々は深緑に覆われています。この時季はムッとした猛暑のため、なかなか植物園内をじっくりと回ることができません。このため、今月は植物園外の風景を紹介することにします。

わが家の庭のサルスベリ(百日紅;ミソハギ科サルスベリ属)が今年も盛んに咲き出してきました。サルスベリは中国原産の落葉中高木。代表的な夏の花木で花期が長く、炎暑下の強い日差しの下であざやかな深紅の花が咲き続けます。花の後に実が付き、秋には黄葉が見られる。

サルスベリ(百日紅;ミソハギ科)の街路樹も見かけるようになりました。このサルスベリは、文京シビックセンター近くの文京ガーデン周りに生えています。赤紫色の花と白色の花のサルスベリが仲良く並んでいました。

水道橋駅からお茶の水駅の線路沿いに走る皀角坂を登り切った付近の街路樹の中に薄く緑がかった花をつけた樹木を見つけました。一面が深緑に覆われている中、気になったので調べてみたらニワウルシ(庭漆;ニガキ科ニワウルシ属)のようです。

ニワウルシは中国原産でわが国には明治初期に渡来。6月頃に緑白色の沢山の小花をつけ、花のアトに実がつく。ウルシ(ウルシ科)の木に似ることから和名に「ウルシ」が入るが、ウルシとは全くの別種でかぶれる心配はない。かぶれないことから民家の庭木や街路樹に用いられています。

昨秋、近くの花屋さんから買い求めたシマトネリコ(島十練子;モクセイ科トネリコ属)。熱帯~亜熱帯の山地に生育する常緑小高木。つやのある美しい小葉や風になびく軽やかな樹姿が魅力的で庭木や観葉植物として人気があります。手間がかからずスクスクと成長しています。株立ちする細い幹の下部につく木枝を除去することがポイントです。

ベゴニア(シュウカイドウ科シュウカイドウ属)とコリウス(シソ科コリウス属)の寄植え。わが家の庭先の小さな花壇の風景です。手軽にまとまって育ってもらえるので助かります。
詳しくは
→ 季節のスケッチ(2024年7月) Archive
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