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2025年5月

2025年5月10日 (土)

エアコン水漏れの原因に驚く

 わが家の居間の東芝エアコンは2017年に購入。初めのうちは順調に稼働していましたが、その後水漏れの受難が続きました。

(1回目の水漏れ)
 2021年夏、ちょうど東京五輪の真っ只中。日本人選手の熱戦をテレビで観戦していたところ、突然テレビの上に設置していたエアコン(室内機)から水がボタボタと落ちてきて驚く。すぐに修理を依頼して原因が判明。なんとエアコン室内機の中にゴキブリが入り込んで、それが排水を妨げていたことが判明。この昆虫は室外機のところの排水ドレインから入り込んだと思われます。

(2回目の水漏れ)
 その後しばらくエアコンの調子が良かったのですが、2023年春に再びエアコン稼働中に水漏れが発生したので、メーカーに修理を依頼。こんどはなかなか原因がわからず、結局室内機の送風ファンの回転体が少し錆びているということで、これを交換することに。結構高額の修理になりました。しかも、本当の原因が分からずじまい。

(3回目の水漏れ)
 2回目修理以降はエアコンの長時間使用も原因の一つと思い、慎重に使用続けたが、それでも時折水漏れが発生することから、このエアコンは欠陥商品なのではとも思うようになりました。2025年3月になって来るべき猛暑の夏を迎えるべく、ついにエアコン買い替えを決断。

(水漏れの本当の原因が判明)
 このような経緯があって、今度はシャープのエアコンを購入。ところがエアコンの設置工事中に、驚くべきことに2回目以降の水漏れの真の原因が判明しました。
 
 
 このエアコンの室内機は2F、室外機は1Fに設置するため、約5mの両機を接続する冷媒ガス管は建物の壁面に垂直に取り付けられた配管カバーの中に収納。また、室内の水分をが外部に排出する排水ドレインもやはりこの配管カバーの中に収められていて、室外機の近くの地面に水が排出されるようになっています。

 今回のエアコン交換時にいったん配管カバーを取り外したところ、冷媒ガス管、排水ドレインに加えてなんと木の蔓(ツタ)がカバー内に入り込んでいて2Fの室内機への接続部近くで鳥の巣のようにとぐろを巻いていました。小さなツタが配管カバーの地表の部分から入り込み、人知れずカバーの中で成長していったものと思われます。多分これが排水ドレインを圧迫して排水を阻害した真犯人です。早速これを取り除いて配管カバーで覆い、新エアコンの設置が完了。

 この措置もあって、現在新エアコンは順調に稼働しています。この猛暑の夏を無事乗り越えられることを確信しています。

 

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2025年5月 4日 (日)

GW後半の小石川植物園、初夏の花々と緑の世界



 GW後半のみどりの日、小石川植物園を訪れたところ、この日は植物園の日ということで入園料無料となっていて、大勢の人で賑わっていました。園内は新緑から万緑へと移りつつある緑の世界の中で、落ちついた感じのいろんな初夏の花々を見かけました。


 スズカケノキユリノキケヤキなどの巨木が数多く立ち並ぶ巨木並木の初夏の風景です。つい先日までの新緑が日に日に色濃くなってきました。散策の人たちが樹下のベンチでゆったりと寛いでいます。


 巨木並木の一角に生えるユリノキ(百合の木;モクレン科ユリノキ属)の大樹に花が咲いていました。チューリップに似た形をしたクリーム色の可愛らしい花でオレンジ色の横縞が入っています。


 ユリノキ以外にも、園内では初夏のいろんな花々が咲いていました。これは北海道から九州にかけての山野に自生する落葉低木ノイバラ(野茨;バラ科バラ属)が盛んに咲いていました。ノイバラはいわゆるトゲが多い野バラのことで、我が国のバラの代表的な原種。


 サクラバラ(桜薔薇、カイドウバラ、サクライバラ;バラ科バラ属)。コウシンバラとノイバラとの自然交雑種で日本に自生する落葉低木。サクラの花に似た薄紅色の大きめの花から甘い香りが漂ってきます。原種バラの一つ。


 関東以西と九州南部に分布する常緑低木サツキ(皐月;ツツジ科ツツジ属ツツジ亜属ヤマツツジ節サツキ列)。本来は渓流沿いの岩の上に生育する渓流植物。古典園芸植物の一つで盆栽などにも多く使われる。


 ミヤマキリシマ(深山霧島;ツツジ亜属ヤマツツジ節ヤマツツジ列)。霧島山・えびの高原をはじめ、九州各地の高山に自生する半落葉低木のツツジ。5月下旬~6月中旬に開花し、満開時には山の斜面いっぱいに埋め尽くすように咲き広がります。


 ヒッコリー(オーバータヒッコリー;クルミ科ペカン属)。北米に広く分布する落葉広葉樹。雌雄異花で小さな雌花は枝先に数個つき、雄花は枝先の葉腋から穂状に垂れ下ります。


 カマヤマショウブ(蒲山菖蒲;アヤメ科アヤメ属)。朝鮮半島、中国東北部が原産の多年草。濃い紫色の花で外側の大きい花びら(外花被)の中央に網目模様があります。韓国の釜山から和名が由来。


 多年草ムラサキカタバミ(紫傍食;カタバミ科カタバミ属)。園内の草むらに静かに咲いています。南米原産で観賞用として渡来。今では庭、畑、空き地など至るところに広く分布しています。


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2025年5月 1日 (木)

初夏の新宿御苑、ユリノキやハクウンボクの大樹が満開



 やはりGW前半(4/30)に都内の新宿駅や千駄ヶ谷駅に隣接して展開する国民公園の新宿御苑を訪れてきました。この日は青空が広がり、苑内の樹木たちの生き生きとした初夏の営みを楽しむことができました。


 新宿御苑の入口は新宿門、千駄ヶ谷門、大木戸門の3ヶ所。車で来たときは大木戸門が便利。新宿御苑は明治39年に皇室の庭園となりましたが、戦後の昭和24年に国民公園として一般に公開されました。苑内には風景式庭園、整形式庭園、日本庭園の異なる3つの庭園が巧みに配置されています。


 ユリノキ(百合の木;モクレン科ユリノキ属)のチューリップに似た花を見つけました。北米中部原産の落葉高木で初夏の頃にクリーム色の花が咲き出します。樹木の緑と色合いが似ているため、うっかりすると見過ごしてしまいます。


 このユリノキ(百合の木)は温室近くの散策路脇に生えている大樹です。木枝をよく見てみると、なんと満開になった花が樹木全体を覆っているかのようで、圧巻の景観です。これまでユリノキの花は何度も見たことがありますが、これほど多くの花が一斉に咲き出している場面は初めてで、感動しました。


 ハクウンボク(白雲木;エゴノキ科エゴノキ属)の樹木も白い花が満開になっていました。北海道から九州に分布し、山地の落葉樹林に生育する落葉小高木。遠方からみると白雲が覆っているかのようです。


 初夏のこの時期、ハクウンボク(白雲木)は枝先に垂れ下がった総状花序に白い花を20個ほど下向きに付けます。エゴノキと似ていて葉が丸いのが特徴。庭木や公園木として用いられます。


 北海道から九州までの各地に広く分布する落葉高木のミズキ(水木;ミズキ科ミズキ属)も花が満開になっていました。春の新緑の後、初夏の新しい枝先に白い細かい花が盛んに咲き出し、高木が粉雪に覆われているかのように見えます。


 千駄ヶ谷門の近くに、見頃になった3種類のトチノキが隣接して生えています。これは日本原産のトチノキ(栃の木;ムクロジ科トチノキ属)です。総状のクリーム色がかった花がたくさん咲いています。葉がやや下向きにつく。


 次はマロニエという別名のほうが有名なセイヨウトチノキ(西洋栃の木;ムクロジ科トチノキ属)です。緑葉が茂る枝先にトチノキによく似た大きい円錐状の白い花序が多数直立します。葉は多くの小葉をつけ、小葉の形はトチノキと比べてややふっくらとした感じで先端がツンと尖っています。


 最後はベニバナトチノキ(紅花栃;ムクロジ科トチノキ属)。紅色の花が遠くからでもよく目立ちます。北米原産のアカバナトチノキと欧州原産のセイヨウトチノキ(マロニエ)との交配種の落葉高木。わが国では街路樹や庭園木などに用いられる。


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国営ひたち海浜公園に広がる青の絶景



 今年のGWの前半(4/28)に国営ひたち海浜公園に出かけてきました。毎年この時期になると必ずTVで放映されるネモフィラの青の絶景はあまりに有名で、そのうちにと思っていたのですが、今回ようやく実現しました。自宅からのドライブであれば2時間程度で到着する距離ですが、年齢のことを考え、今回はバス旅にしました。自分で運転せずに往復時は座席で寝ているだけといった楽々旅でした。たまにはいいものですね。


 国営ひたち海浜公園は、茨城県ひたちなか市の太平洋岸にあり、春のネモフィラ、秋にはコキアが広大なみはらしの丘に一面咲き広がります。公園入口から見晴らしの丘までは徒歩で15分程かかるので、小さなトレインバスで移動できるようにもなっています。


 ネモフィラが広がる青い絨毯の中を、みはらしの丘の頂上をめざして大勢の観光客が大行列です。外国からのインバウンドの人々も数多く見受けました。


 みはらしの丘のふもとには、黄色の菜の花畑が広がっていました。青と黄のコラボの風景です。


 咲き広がる可憐なネモフィラ(瑠璃唐草;ムラサキ科ネモフィラ属)の花。北アメリカ原産の一年草。澄んだ青色が初夏の季節にマッチします。分岐しながら匍匐して成長し、横に広がる性質から公園などでも利用され、この時期各地でネモフィラの花畑が見られます。


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