朝晩の冷え込み続き、植物園でも木々の紅葉が始まる

このところ、朝晩の冷え込みが厳しくなり、秋が本格化してきました。スッキリした秋晴れの天気が少ない中、11月上旬のこの日は久しぶりに日差しが戻ってきましたので、小石川植物園をぶらぶらと散策してきました。園内では、木々の紅葉・黄葉が始まり、秋の木の実もあちこちで見られるようになってきました。上の写真はハゼノキの実です。

巨木並木ゾーンの風景です。これは北米東部原産の落葉高木アメリカスズカケノキ(スズカケノキ科スズカケノキ属)。緑色、黄色、褐色の大きな木の葉がコラボしていて、壮観な眺めです。

日本各地、中国、朝鮮半島に分布する落葉高木カツラ(桂;カツラ科カツラ属)。ハート形の円い形状の黄葉が陽光に美しく輝いていました。カツラの落ち葉は甘い香りを呈するので、少し離れた所からでもカツラの存在に気がつきます。

北米原産の落葉高木で庭木や街路樹として利用されているハナミズキ(花水木;ミズキ科ミズキ属)の紅葉です。ハナミズキ初夏には紅白の花が美しく咲き出します。

北米に広く分布する落葉広葉樹のヒッコリー(クルミ科ペカン属)。独特の形状の大きな木の葉が見事に褐色に色づいています。ヒッコリーは材質が良く、建築家具、工芸材やスキー用材として使用されます。

中国原産の落葉高木フクロミモクゲンジ(袋実木欒子、オオモクゲンジ;ムクロジ科モクゲンジ属)。一見すると花のように見えますが、袋果です。まん丸の黒い種子がこの袋の中に入っています。

関東以西~沖縄の山野に生える常緑高木クロガネモチ(黒鉄黐;モチノキ科モチノキ属)。晩秋に赤い実が樹木全体にたわわにつく。公園樹、街路樹として用いられる。

最後に我が家の庭の風景。常緑樹キンカン(金柑;ミカン科キンカン属 or ミカン属)の樹木にたわわに小さな果実が付いていて、次第に黄色が濃くなってきました。

キンカンは、ミカン科の果実の中で果皮のまま食べられるのが特徴。果皮のついたまま甘く煮て甘露煮にすると、美味しく食することができます。葉の成分には精油が含まれています。
詳しくは
→ 季節のスケッチ(2025年11月)
→ アーカイブ(2025年11月)













































































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